第5話 出会い

※第五話を始める前に。

これまで言語ですが、文法をややこしく作りすぎ、執筆に異常な時間がかかってしまっていたので、文法のみ簡潔にしたいと思います。言語はそのままなので、解読したい!等の人は、5話以降を参考にしてください。5話以前の言語を解読してもいいですが、いろいろ間違っているかもしれません。

では、5話の執筆を始めたいと思います。




 1週間がたった。

 純子は順当に言語を覚えている。

 ただ一つ違和感があった。カルムがいないのだ。でもあの少女はそばにいる。いろいろなことに気づいてきた。まず、カルムがいない。そして、この少女は一週間話したり飲食したりしていないのだ。

 純子は恐れを覚えた。

―この少女のようにされるのではないだろうか

 きっとこの子も同じように連れ去られ、言語を一週間ほど教えられてからこうなってしまったのだ。言語を教えるのはその後の生活をちょっとでも楽しくするための少しの救い..?

 そんな淀んだ思考が彼女の中に駆け巡る。

 諸行無常というであろう。たった一人の思考でこの世が変わったりはしない。純子の不安な思想に関係なく、この世は動き続けるのだ。

 カルムが来た。男の人を連れている。夫だろうか。そもそもそんな文化が"こっち"にあるのか。

 カルムは口を開く。

「あぅかぁあぇ」

 ”彼はあなた”

 何をいいたいのか純子にはさっぱり分からなかった。一体何なんだこの男は。

 考える間もなく、男は口を開けた。

「お、、お、ぼ、僕も、お、同じです。」

純子は驚愕した。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る