12/3 パン・フォルカート&油煮(エビと繭茸)

 パン・フォルカートはもっちりとした比較的リッチな油パンだ。これは他のパンよりも味の強い料理に合う(筆者談)ので、今回は東方の寒い地域の料理、油煮と一緒に頂こうと思う。

 油煮は、普通にお湯で煮込みを作っても火が通らないほどに寒い地域にて食べられる料理だ。今回は、エビと繭茸を使用してみた。

 ぷりぷりで油とよく合うエビと、歯ごたえがシャープで、エビとの歯ごたえの違いが楽しめる繭茸。二つとも東方の国ではポピュラーな食べ物なので、用意しやすいだろう。


・パン・フォルカートは普通のパンとは異なり、水の代わりに食用油を使う。そのため、パンの内部でいわゆる「粘り気の元」が作られにくい。なので高度なパン作りの技術が求められるが……素直にパン屋で買うのが賢い選択肢である。

・それでも手作りしたいんだ! という場合は、イメージとしては、水の代わりに油を使ったピザの生地を作る練習をしよう。捏ねて薄く広げてもちぎれないようにできたら一人前だ。

・薄く伸ばしたフォルカート生地に、軽い香りのハーブ類をまぶして焼いてみよう。かじった時、カリッとした後にもっちりとしていたら完成だ。

・次に、油煮を作る。小さめのエビは殻をむいて塩を軽く振っておき、繭茸には軽く切れ目を入れておく。

・高熱に強い容器に丁寧に敷き詰め、その上にガーリックとチリビーンの殻を刻んで振りかける。

・油、特に低温でも香り高い物を選んでひたひたになるまで容器に入れる。

・エビと茸が揚げ物にならない程度に熱したら、ハーブ類を散らして、フォルカートを浸したり、そのまま食べたりする。


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