第2話
慣れたと行為だと思っていた。
誰が相手でも、決してこんな気持ちになることはなくて。
やっぱり私にとって咲斗は今までの男とは違う存在なんだと改めて思い知らされる。
「…愛音?」
「……っ!!」
はっと視線を咲斗に向ける。
「……そんな顔するなよ」
畏まる私に、咲斗は苦笑いを浮かべていた。
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