第6話 青森地方検察庁本部 第5事案審議

 ここは青森地検の筈だが、何故か直江検事と佐竹検察事務官が席を外す。国益を死守する三権不文律の約定で、青森地検の取調べはAIの音声テキスト化のみになる。

 俺の前に座るのは、ベテランのよく見知った防衛省査察官小清水冴子。救済過剰措置で第1水上部隊が矢面に立つが、俺達の報告を調査し尽くして、理路整然とメディアに対応してくれる。唯一の味方だ。

 ただ、その隣にいる、天然パーマの若造がよく分からない。内閣官房内閣情報調査室参事補佐蓋川時実。そうあの内調。そもそも内調だったら本名かはさて置く。若くて参事補佐なら、何かしらの適正能力があるって事ではあろう。


「南小路さんも大変よね。ああなんて事よ、私がいて、ブタ箱でご飯の日々は心が痛むわ。そう、早く解放したいけど、どうにも問い合わせが多いと、丁寧に紐解いて、順序を守らないといけないから許してね。南小路さん」

「まあですね。僕次第では、おじさんに話して、もういいんじゃないかな出来るけど。ああ、僕のおじさんは双海外相兼副総理大臣です。孝信さん、まず友達になりましょうか」

「全く同行した甲斐が有ります。蓋川参事補、越権行為は程々にしましょう。大きな横車がきっと入りますよ。この第5事案審議の報告書は私達の部にも配布されますから、査読の為に丁寧に行きましょう。さあ、南小路さんの経歴の確認から行きましょうか」

「ああ、はい」


 ここからが、小清水査察官が俺の語部の代わりとなる。

 南小路孝信は札幌市厚別区生まれに育ち。雪国特有の体力と勘は備わる。公立の学校を出て、教育大学に進む。ごく普通に社会の先生になる筈が、札幌市のゲームセンターのオンライン四次元立体ブロックゲームでハイスコアを常に出し、稼ぎの良いアルバイトとして、メーカーのプレゼンテーションに呼ばれる。そしてその適正から、自衛隊職員に紹介される。この紛争時下では、まま中学生からヘッドハンティングされておりで、後学の為と面接を受けると、そのまま接待続きで、自衛隊に入隊する手順になる。

 最初の研修先は、迅雷重工にある航空機シュミレーターに乗り、気長にフライトする事だった。その間にも、次々と適応候補生が日々脱落し、南小路孝信が最後の一人になる。

 そして、3週間後に実機の複座機F71TCに乗乗り込み、操縦桿を渡されると、そう一人で飛んで見せた。その初めて飛行訓練の感想として、こんな総重量で不思議な事だが、羽ばたいていることが、ただ心地良かった。

 そこから、南小路孝信の評価はAAとして、航空自衛隊の地上待機隊を経て、2隻の空母を渡り歩き、現在のいずも改魁に配属される事になる。そしていずも改魁の災害派遣の評価を得て、評価はAAAとなる。AAAは、次世代戦闘機体制では、世界でも15人と希少な方に入る。この人数の少なさは順番待ちでは無く、ペンタゴンの純評価になる。


「そうなのよね。そのエース級が、不可抗力のイマージュ三沢店駐車場不時着事件を起こすのだけど。それで済んだのが、本当奇跡なのにね。報道と来たら、青森県知事長尾左京女史にすっかり懐いちゃって、軽い遺憾の意なのに無機になって反戦反戦、すっかり平和でよろしい事ですこと。そもそもF71BJのそのメカニズムを探り、糾弾しようなんて、如何よね。まあ南部新聞の渡瀬博文は、幕僚本部幹部より知ってるのだけど、英邁って事かしら。そもそもを言うとF71BJは防人よ。困るわよね。いちいち安全事故案件で、こんな右往左往。日本国が、平和になったと酷く勘違いしてるわよね。北東北の人口が結構際どいと言うのに、ロシア絶対来ないって、どの口が言うのかしら」

「小清水査察官。今回の不時着は揺るぎない事案です。俺は受け入れてます」

「南小路さん、それさあ、メディアにありがちな、紛争時の危機意識の押し付けでしょうね。何を謝罪マニュアルで受けて立とうとしてるの。受け入れちゃうと、これからの不可抗力の方が、何も言えなくなっちゃうからさ。もっとタフになりましょうよ」

「そこは、防人構想で2枚噛んでいる、私にも責任は有ります。賠償がちょびっとの起訴に、何で勾留なのよ。あーー海上保安庁、絶対許さん。それ故に、南小路さんを何としても守ります」

「まあまあ皆さん、肩肘張らずにさ、ちょいとリラックス。それも、双海のおじさんが、日々の紛争ネタをちょいちょいリークすれば、マスコミも細かい弾劾忘れてしまうものだけどね。ウラジオストックの訓練施設の拡大案件とかね」

「それでしたら、蓋川さん。早めに燃料投下して貰えますか。俺がうっかり最高裁に迄持ち越されたら、水上部隊が厳重封印のままです」

「それは困るな。最高裁迄行くと、地検が俄然燃えちゃうからね。そう、そこは僕の質問を終えてからかな。さて、イマージュ三沢店駐車場不時着事件後のF71BJ:HASU2のメモリログに、三沢市半径15kmに、マッピングIPに存在しない筈の、とある重要人物3人に上がりましてね。バグだよね、揃いも揃ってが厄介でしてね。僕はその所以をどうしても知りたいのですよ。南小路さん、知ってるか、知らないか。どうか教えて下さいよ」


 蓋川参事補がマジシャンの様に、3枚の写真を机に手際よく並べる。何だろう、何故かうっすらと知ってるが、記憶の底の細部が甘すぎる。


 一人目、細面の公務員顔の男、知らない。蓋川さんは、氏家達郎と述べる。小田原市のソフトエンジニア。中小企業の各種プログラムに精通し、小田原市コミュニティの重鎮。

 ただ、バックドアを開くのが趣味で、収集したネットマネーはケイマン諸島送られる。最近では三沢市での抜き取りが多いが、万能電子施錠を何らかの手段で配布して仕掛けたのではないか。

 それでは、交通カードを探ればも、犯罪者が自らクレジットカードを使うか。分かってるなら、事情聴取すべきも、内調は一々立件しない。

 蓋川さんとしては大凡検討ついているが、その万能錠の現物を手に入れたいらしい。紛争事下では電子戦の武器は多いに越した事はない。

 二人目、調和の無い緩い天然パーマの30代男性、これも知らない。蓋川さんは、西条充と述べる。在三沢市のバイリンガル広告代理店営業で三沢米軍基地にも出入りしているらしい。

 ほぼ裏の取れた疑惑は、暗号通信で三沢の航空映像をロシアに送信の疑い有り。これがスパイ行為かは、一映像記録の範囲でも有り、処罰化に向けて、水面下で条例を作成中。親告罪の遡求は困難だろう。そうとは言え、自衛隊の活躍はメディアによく載るので、許容範囲では無いか。ただロシアの半自立電子汎用戦闘機MiG130のアップデートの噂として、日本の複雑な地理への対応凄まじいらしく、どうにか牽制したい。

 何よりは、ロシアへの情報送信が国内キャリアのどのログにも無いので、きっと何処かに仮想VPNルームがある筈、当然巣窟だろうから、傾倒ロシア派を一網打尽にしたい。警察ですか。貸しは多い方が良い。所詮政権寄りの特務機関だ。

 三人目、活発な大学生のイメージそのままに社会人になったショートの女子、知らない。蓋川さんは、伊豆田哲子と述べる。盛岡市在住の地元デパートのマネキン穣らしい。

 嫌疑としては、北東北のブルジョアジーの憤死に絡む交際相手らしい。明らかに陥没はあるも何処にも鈍器は見つからない。貯金がごっそり無くなっているが、伊豆田哲子のどの口座にも入金の形跡は無し。何よりは、伊豆田哲子関連の紐付けの車体情報を、全て解析するも大きな空振りに終わる。何れも死体現場は繁華街の為通りかかって当然だろう。所轄は張り込みを続けるが決して足は出ない。

 止むえず微罪からの、別件逮捕を見据えて捜査継続中。ただ成長記録の中で中学一年の時に左手の握力320kgで握力計を壊す。どう思います。単純計測器がそう簡単に壊れ無いでしょう。そうでしょうね、今ではゴリラ並みに両握力500kgは固いでしょう。十八番の職務質問で、挙動不審の果てに事情聴取すれば良いでしょう。ところが伊豆田哲子のIQが高すぎて言い負かせられてしまうらしい。


「つまり、」

「そうなのよ。この3人は、継続捜査中のウルトラ級のもうすっかり犯罪者なのよ。ロシアと繋がってる恐れがあり。功績だけ見るとロシアシュバリエの称号は貰ってるでしょうね。このイマージュ三沢店駐車場不時着事件でのログ収集で、消しようもない名前が上がってしまうから、内調の僕ちゃんさんも敏感になってね。それが今日の同行なのよ」

「さあ孝信さん、そろそろ結論です。それでは問いましょうか、ログにもある、氏家達郎、西条充、伊豆田哲子の、何処をどうしたかの素性解析。この3名の浮上は、不時着時にティディボックスからの認識パッチプログラムT1091インストールで、Japan Private Development Web Services のXファイルに不正ログインし、過去の三沢市で捜査中の人物データをアナライズしてしまっているんだよね。そのXファイルの容疑5原則のテンプレートも借りてレッドリストのマーカー判定。これと言った武器も持ってないのにね。そして日本国の戦闘兵器にはAIAM国際法でAI搭載が禁止されているので、孝信さんが、何かしらを知ってるから、日々のF71BJのインターミッションアイが反応し画像収集したのではと思ってるんだけど、孝信さんの反応薄いよね。いざ、こんなデジタライズ芸当だけど、日本国のビジネス基幹システムS-planets社の基汎AIプログラムサーバーが自在にリレーション貼れるけど、ここ迄瞬時にアナライズは出来ないんですよね。この危険察知ロジック、こんな物騒ですよ。それならHASU2の原本、さあ証拠隠滅も、日本国内閣府の防壁の、四葉電子産業の基汎AIのアンチリレーションプロダクションでも、F71BJ:HASU2の得た情報をゴミ箱に排除出来ないのがトホホですよ。うんざり。職権濫用で三沢管理空港のRシェルターに立ち入って配線しても、えっつ、駄目なの。それなら万が一のハンドメイドの駆使も、懇意の某大田区メーカーのエンジニアでもお手上げ、記録領域が複雑階層ですって。さあです。ここでの二次解として、やはり孝信さんは、何かしらの理由でこの3人を知っているので、HASU2がゴミ箱を行きを拒否しているの事実。うっすらでも、日々の海上自衛隊の警邏活動で何か察知しているのでしょうね。何と言うべきか、孝信さんの強すぎる正義感が、F71BJ:HASU2のバッチプログラム群に定着してしまっているんでしょう。凄いですね、軽く製作費の5倍の価値を産んでますよ。さて、改めて問いましょう。南小路孝信一等海尉、この3人本当に知りませんか。ここでの偽証罪は大きなしこりを残しますよ」


 蓋川参事補佐の瞳の奥が赤く、シュンと吸い込まれる。何だ、この不思議な感覚。俺の思考が瞬く間に、整理積み上げされた感覚は、まるで覗きこまれた様だ。何故。俺の思考の到達では無い、そう、その視線の先にいる、蓋川参事補佐の何らかの能力なのか。

 視界がホワイトアウトから戻って来る。


「そう、やはり無いのか、捜査の裏付け出来ると思ったのに。ああ、孝信さん、何らかの能力は正解。これは僕の観音力で、あなたの記憶の中へと入りました。観音力、そんなバカなでしょう。でも青森にはイタコさんがいるんだから、いてもおかしくはないですよね」

「蓋川時実参事補佐、俺には理解出来ます。この世界は広く、もっと飛べる、飛んでも尚、まだまだ果てしなく空が広がっています。蓋川参事補佐が、そのもうちょっと先にいてもおかしくは有りません」

「ねえ、僕ちゃん。彼、面白いでしょう。ロマンチックなのよね」

「確かにね。ああ孝信さん、僕のこういう事は触れ回らなくいいからね。知ってる人は知ってるし、どうか心を穏やかにお願いしますね」


 俺達は暫しの歓談に入った。

 少年蓋川時実は、幼少の時にバイクに跳ねられ、頭を強く打った。ただ手術しようにも、全身スキャンで、脳内出血も頭蓋骨骨折も無いため、昏睡状態が2週間続いた。その間、少年蓋川時実は体感時間18週間も賽の河原に佇み、多くの方を見送ったと。そして、船に乗る方達は重いからと、微力でも何らかの観音力を全て手渡され、相応の能力量になり、今の観音力に膨れ上がったと。

 そして或る日。見上げた空一杯に両親かの泣き声がつんざき、賽の河原の鬼が、坊主帰るぞで、鬼の番人達に台車に乗せられ、時速300kmで光の入り口の先に飛び出た。凄いな鬼さん達。絵本にすると面白いですよねは、座は爆笑に包まれる。


「それはね、話として面白いですよね。これを泣きつく両親に話したら、絶対話すな。その声は絶対私達で、僕が脳死認定されるところだったですって。そのかいあって、鬼が祀られている神社は何かと見つけては、懐かしいやで参拝してます。全国巡れるかな。どう思います」

「私もよく先輩から、危機に至った時、舞う天使の羽根を掴み、その方向で正解だったと聞きます。有りますよ。天国の扉は」

「やっぱり、面白いや、孝信さん。出たら一杯奢らせて」

「喜んで」

「僕ちゃん、そう蓋川参事補佐、裁量の程をお願いします」

「まあ、F71BJは、リアルアップデートマシンで、どこかで不要と思ったらゴミ箱行きだから、それを待ってもいいんじゃない。そもそも日本国のXファイルには5万人いるんだから、それ位はお目溢しね。内閣府の意向として、南小路孝信一等海尉の第1水上部隊への原隊復帰に伴う前提で、F71BJ:HASU2は通常運用と命ずる。今後も是非日本国の為に邁進して貰いたい。これ一字一句漏らさず言えだって、あのお飾りの三世議員の二瓶昌平内閣総理大臣はさ。まだ若いだけにしては芯があるのが、何ともね」


 俺達は、ほぼ同時立ち上がり、15度の敬礼を交わした。俺は、忘れそうになっていた。俺達の正義漢を待ってる方達がいると。


「いや待てよ、何か知ってます。この3人。そう、揃ってのワンシーンを、」


 バーのダーツボード。丸いが輪郭が甘いな。グアンとしてるのはジンが入ってるのにいずも改魁のシェフ関戸に連れ回されていたからか。


「ちょっと、何処かにダーツ一式転がってません」

「それ、ここの取り調べ室にあるんじゃない。すっかり自室だもの」


 俺をそっちのけで、蓋川参事補佐と小清水査察官が部屋を家探しする、瞬発力抜群だなと思わず微笑んでしまうが、都合2分でコグマ運輸のダンボールから、小清水査察官があったと叫ぶ。いや待てよ、蓋川参事補佐のギフトより早いってどう言う事だ。

 そして、はいはいと俺にダーツの刺さったダーツボードを持たせる。そして、蓋川参事補佐が深呼吸をして、またホワイトアウトの中へと。

 この歪みなんだ、ああ酔った時のそれか。蓋川参事補佐の意識は同調する。船乗りって酔っ払うのかよ、いや待って、維持維持、ああ瞳孔がドンピシャ、容疑者3人いるね。その奥でウォッカ小ボトル飲む奴、そうかそうなるのか、いるね金髪、ジュラニエ、いやまずいな東ヨーロッパの大物が、なんで居るんだよ。そう言えば何か話を聞いた。


「ブラー、撫でる様に放つ、」ダーツの尻尾を持ち投げ放ち放物線が描かれる。鮮やかだ。いやこれ、なたの投擲だよ、ジュラニエ何でも武器にするから、捕まらないのはそれか。

 複合した意識が一緒に、ホワイトアウトから戻って来る。


「船酔いしそうだけど、見て来た、あそこか、芋づる式に吊り上げて行くか」

「蓋川参事補佐、地上並列部隊貸しましょうか」

「いや大丈夫、外事課には貸しがあるから、突入隊殲滅でも文句は言わせない」

「正面突破、地道なんですね」

「それは勿論というか、捜査令状発行出来ないから、現行犯しかないから、混戦しか無いでしょう」

「全く、見え過ぎて死なないのもどうかしらね。総務省上がりの内調ってどうなのかしら」

「次は外務省かな。マンチェスター辺り探って来ないと。野放しの結果が、この北東北とはね」


 その蓋川参事補佐の眼差しはやたらと澄んでいる。意識同調以外に未来予知出来るんじゃないかと思ったら、蓋川参事補佐が大きく首を振る。ホワイトアウトしなくても、俺の考えている事は少しは分かるらしい。いや違うな。こっちが本来の能力、深い洞察力かもしれない。


 ◇


 後日、留置所で地元紙南部新聞を読んだ。青森廃市安田のボーリング場がガス爆発したと。これしか無いか。そうそのビルに行ったよ。遊ぶ人がいないのに何故爆発するかだ。3階迄階段で上がったダーツバーはあるが、そこ迄は厨房は広くなかった筈だ。その割には死者7人重傷2人軽傷1名。勿論、蓋川参事補佐はどれにも当たらないだろうさ。


 その日に、直江検察官と佐竹検察事務官とその世間話をした。直江検察官ほくそ笑み、内調がしくじったらしい。内調ってしくじるんですかと俺も付き合いで呆れる。俺も現場見に行ったけど、綺麗にコンクリート壁が吹っ飛んでた。鉄球クレーン車でも鉄筋で弾かれると言うのに、ああか。ここのああは、第5事案審議のAI起こしを聞いて、伊豆田哲子のパンチングを察しっている。

 そして佐竹検察事務官が。


「北東北のロシアの扇動は検挙しきれませんしね、白旗は早く上げた方が生存率高まりますよ」

「佐竹も甘いな、相手はロシアだよ。白旗何よ、何だ下着じゃ無いのかよ、逆に激情するよ。そうでしょう、南小路孝信一等海尉」

「ええ、この北東北に何が何でも橋頭堡を置く。手段は選ばないでしょうね」

「だとさ。近々公安外事課9課が、青森地検に間借りするってさ。北東北派遣なんて、今更でしょう」

「1階を貸した方が良いですよ。低層階はバトルドローン突っ込み難いですから」

「その案採用ね、で持って、俺達は安全な8階に引っ越そうか。それじゃあ引っ越しそばという事で、佐竹、焼きそば3つね」

「ええ、干瓢巻きも付けましょう、直江検察官のつけで」

「経費で落ちないのかよ」

「容疑者に利益供与はもっての外です」

「あの、俺、容疑者扱いもどうなのですか」

「何言ってるの、まだまだゲスト立て続けに来る予定だから、ここ楽しまないとしんどくなるよ」


 まずだ。この世の中に、本気のギフト持ちがいるのが、本当面を食らっている。どんなゲストが来るか、気を引き締めるしかない。


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