第15話
外に出れば、煌めく星達が空に散らばってる。
周りにひっそりと寄り添うのは、満月に近い少し欠けた月。
「ーーーー明日も、晴れ、ね。」
それでも、煌々と輝く月に明日も晴れだと察する事が出来た。
「……、」
そんな月に目を細めて歩き出す。
ーーーー明日は、何が待っているだろう?
変化は、いらない。
「…このまま、」
全てが終われば良いのに。
「……、頭、痛い。」
ふらふらと、また歩き出す。
向かうのは繁華街。
夏の夜の繁華街はいつでも騒がしい。
「ねぇ、暇なら遊ばない?」
何度、同じセリフを聞いただろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます