第10話
いよいよオーディションの日が来た。
映画の主人公の兄役をオーディションで決める事になっていて、主人公は進藤郁也に決まっている。
18歳から22歳までの年齢制限があり、
第一次審査は書類選考。此処で殆どの人は落ちた。暖希は一次審査に通った。そしていよいよ二次審査にやって来たのである。
残っているのは20名だった。
暖希は19番だった。
5人ずつ4組に別れて、横一列に並び台詞を言って行く。
いよいよ16番から20番迄の人が並んだ。
1人ずつ台詞を言って行った。
「19番は残って。後の人はいいです」
こうして暖希は最終審査の5人に残ったのである。
「それはおめでとう!」
大家は我が事のように喜んだ。
「いよいよね」
「はい」
……だが暖希は最終審査を通過する事は出来なかった。
「こう言う時は、普段通りにしておくのが一番よ。次のオーディションもあるんだし」
大家は全員に言った。
次は小説家の小説の締切日が迫っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます