【至高の歌姫】ヴェーラ・グリエール

レベッカ(https://kakuyomu.jp/works/16818093089562806370/episodes/16818093089991984533)とともに、十数年に渡って「ヤーグベルテの守護神」「双璧」を担ったD級歌姫ディーヴァ。始原にして至高の歌姫セイレーンであり、そのセイレネス適性はレベッカと同じ。しかし、2096年に焼身自殺を図り、亡き人となってしまう。そこで空いた席に座るのがイザベラ(https://kakuyomu.jp/works/16818093089562806370/episodes/16818093089927095391)である。


ビジュアルは下記の通り。

https://kakuyomu.jp/users/ken1shiki/news/16818093090702577821


セイレネス適性自体はレベッカと同等であるが、攻撃型に特化しており、攻めのヴェーラ、守りのレベッカ、というように戦闘では分業体制を敷いていた。そのため、ヴェーラの戦艦・セイレーンEMイーエム-AZエイズィの見せる攻撃力は圧倒的で、国民の認知としては、ヴェーラのほうがレベッカよりも国防貢献度は高い、とみなされていた。(実際にはどっちが、ということはないのだが)


ヴェーラはかつて撃墜した敵国(アーシュオン)の飛行士アビエイター/ヴァルター・フォイエルバッハと交流を持っており、彼に片思いをする。しかし、ヴァルターの家族を、アーシュオン本土空襲によって「自分が殺した」のだという事実を知る。それでもなお、ヴェーラはその飛行士を愛した(実らなかったが)。罪悪感と贖罪しょくざいの気持ちを抱えたまま、しかし、軍は捕虜交換としてヴァルターを本国に送り返す。ヴァルターはヤーグベルテのセイレネス技術向上に協力してしまっていたがために、裏切り者として処断され、処刑されてしまうのだった。ヴェーラの心にはそのことが深く突き刺さっており、自分の無力さ、軍への疑念、政府への不信などを募らせていく。その果てが、焼身自殺という行為だった。


レベッカはもちろん、カティ(https://kakuyomu.jp/works/16818093089562806370/episodes/16818093089877558529)とも親友である。士官学校襲撃事件の後、この三人は、(当時の)参謀部第六課統括、エディット・ルフェーブル大佐によって身元を引き受けられている。


当然ながらステージパフォーマンスにも秀でており、広報活動では巨額の金を動かしていた。また、「ナイト・フライト・イクシオン」を始めとしたヒット曲や、最後の歌となった「セルフィッシュ・スタンド」を持ち歌として持っている。いずれもヤーグベルテ国内だけで数億ダウンロードという記録を樹立している(※ヤーグベルテの人口は約10億)。


戦艦・セイレーンEMイーエム-AZエイズィの最強の火砲、雷霆ケラウノスは、彼女は一度しか使っていないが、ある意味ヴェーラの代名詞となっている。名実ともに最強の歌姫セイレーンである。


本作「反逆のオラトリオ」に於いても極めて重要な役割を果たす――。


―――――――

「反逆のオラトリオ」

https://kakuyomu.jp/works/16818093088408634838

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