人間たり、やまんさ
戲化󠄁け
下品と攻撃性に注意
こんばけ どばおけです
御兄さんや戲化󠄁けとも呼称されます。
今日はやまんさくんへの愛を語ります。
クラストくんと出会った日と同日に、クラストくんのフレンドが主催しているらしいイカれイベント、「クリオネ男集会」に行き、出会ったのが、彼、やまんさです。
このクリオネ男集会というイベントは、「ドン・ウーというYouTuberがクリオネの恰好をしてクリオネの真似を二時間するという動画を見続ける」というイカれたコンセプトの集会です。
聞くだけでヤバそうなイベント。然し、気が触れた人々、つまりキガフレンズにも、良性と悪性の者がいます。只の勘ですが、どうもそのイベントに来る気狂いに後者が集まるようには思えませんでした。
悪性のキチガイ達は大抵、普通を装って、悪意を隠しながら行動する、若しくは、悪意を全く以て隠匿せず、大っぴらに表明し、その悪意を持つ者同士で結託します。
けれども、先のイベントには何方の意思も感じられません。狂気を隠す心算は無いものの、然し悪意も感じません。
どうやら私の勘は当たった様で、彼、やまんさは、やはり何処か異彩を放つ人間でしたが、悪人とは程遠い人格の持ち主でした。
彼と件の集会で出会った時、最初は想像の何倍も普通と思いました。叮嚀な口調、落ち着いた喋り、もしやこの人間、すっごく普通…?と思った矢先、何の前触れもなしに
「自分アナニーしてんですよね👍」
の様な話を始め出し、これは仲良くなれそうだ、と、何か信頼のようなものが自分の中に芽生えたのを、今も覚えています。
実際、かなり気は合う方…というべきか、恐らく、彼は彼が思っている以上に、話し易い人間です。勿論人を刺すような言動はしないですし、彼はかなり会話にレパートリーがあります。話してて楽しい。
突拍子もない下ネタをぶち込んできたり、挨拶を全て「セックス」で代用したりと、それなりに奇人らしい行動はしていますが、反面、口をつく言葉達はかなり角が取れており、穏和な印象があります。
落ち着いた声と喋り、それから繰り出される強めの下ネタ。そのギャップが、何か人を惹きつけると感じます。
此処迄は彼をやれ「異彩を放つ人間」だの「奇人」だのと宣って来ましたが、彼の真の魅力はそこではありません。その奥に潜む、通俗の「人間らしさ」が、彼に深みを持たせているように感じます。
人間関係で悩んだり、パブリックで配信するカスに怒ったり、承認欲求に焼かれたりと、Twitterでは頻繁に懊悩しているのを見掛けます。特によく彼が言うのが「何者かになりたい」というものです。
自分語りと思われるかもしれませんが、私にはその、何者かになりたいという欲は殆どありません。誰か一人に認められればいい、それをひしひしと感じ続けられればそれでいい。私はそういう人なのですが、彼はそれに苦しみ、踠いているように思えます。
何か足しになるかは分かりませんが、私は彼を、やまんさを、かなり気に入っている方です。いつかぶいちゃに疲れてしまう、いつか疲れて辞めてしまうと彼は言っていましたが、私個人としては、未だもう少し飽きないで欲しいと思いますね。
やまんさ、武器を取れ、蛮勇を振りかざせ。邪魔するものは総じて滅せよ。
どうか、かのダウナー善良お兄さんに神仏の加護のあらんことを。
健やかに生き給へ。
御兄さんでした。
人間たり、やまんさ 戲化󠄁け @odobake
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。人間たり、やまんさの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
文を綴ろう!/戲化󠄁け
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
七生が出会したいくつかの最新/七生 雨巳
★6 エッセイ・ノンフィクション 連載中 64話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます