第5話
「ただいま」
「あ、おかえりお兄ちゃん。今日は随分遅かったね」
颯翔が家に着くと、既に帰宅していた未来がプリンを片手に出迎える。
「今日は久しぶりに部活行ったからな。ところで今日の夜ご飯はなんだ?」
「夜ご飯はカレーだよ、カレー。まあとりあえず、荷物置いて手洗いうがいしてきなよ」
未来はそれだけ言うとスタスタとリビングに戻って行った。
颯翔も言われた通り、荷物を部屋に置いて来てから手洗いうがいを済ませ、リビングへと向かう。
「おかえりお兄ちゃん」
「それさっきも聞いたぞ」
「いやさっきのおかえりは家に帰ってきた時のおかえりで、今回のは手洗いから戻ってきた時のおかえりだから。とりあえずうどん茹でるからお兄ちゃんは温め直してるカレー見てて」
そう言うと、未来は冷凍庫から業務用の冷凍庫うどんを三玉取り出して、沸騰したお湯の中へと入れる。
「カレーって、カレーうどんなのかよ。カレーうどんって、二日目とかの余ったカレーでするイメージなんだけど」
颯翔は未来に言われた通り、カレーを木ベラを使って、焦げないように底からゆっくりとかき混ぜる。
「でもカレーって、ライスよりうどんの方が美味しくない?」
「分からんこともないけど、それは好みの問題では?」
「まあとにかく、お兄ちゃんは文句言わずに出てきた物を食べてればいいのだよ」
「別に文句は言ってないけどな」
それから、未来は一分程で茹で上がったうどんを二つのどんぶりに取り分け、颯翔と交代する。
「カレーうどんって、出汁とか用意してあるのか?」
「何言ってるのお兄ちゃん。もうそのカレー、出汁入ってるよ」
「なるほど、だから水っぽかったのか」
「そゆこと。お兄ちゃん、突っ立ってないで冷蔵庫で冷やしてるサラダ、テーブルに運んどいて。私はこっちやるから」
颯翔は言われるがまま冷蔵庫を開けると中にはトマトとレタスときゅうりの入ったシンプルなサラダが二皿用意されていた。
「ドレッシングは?」
「私、シーザーサラダ」
「じゃあ、俺もそうするか」
ドレッシングとサラダ二つをテーブルに運び、ついでに麦茶とコップ二つもテーブルへと運ぶ。
「熱いの後ろ通るから気をつけて」
颯翔が麦茶をコップに注いでいると、後ろから未来の声が聞こえてくる。
「一個ずつ持って来ればいいだろ」
「だっていちいち戻るのめんどくさいじゃん」
未来は小言を言いながら椅子に座り、サラダにドレッシングをかける。
「俺のも」
颯翔は自分のサラダを未来の方へと近づけ、ついでにドレッシングをかけてもらう。
「んじゃ、食べよっか。いただきまーす」
「いただきます」
そう言って、二人は夜ご飯を食べ始めるとしばらくしてから、颯翔が口を開く。
「なあ未来。今週末、軽音部と天とで琴音の別荘に行くことなったんだけど、お前も来るか?」
「んー、部活あるし、私はパスかな」
最初から分かっていたことだが、やはり部活で未来は来れないようだった。
「ていうか天さんも行くんだ。意外なメンバーだね」
そう言うと、未来は服が汚れないよう、慎重にうどんをすする。
「俺からすれば、そうでもないけど、傍から見れば確かに意外なのかもな」
颯翔からすれば三人とも友達なので、別に意外でもなんでもないのだが、他の軽音部メンバーと天は特に面識がある訳では無い。
とはいえ、琴音意外は人見知りするようなタイプでも無いし、琴音に関しても美桜と未来以外の友達がいないというだけで、別に人見知りだと決まった訳でもない。
「天さんバレー部は? うちのバレー部結構強いって聞くけど」
「いや、誘った時に聞いた感じ、今週末は休みらしいぞ」
それを聞いて、未来はうどんを食べる箸を止めて少し考える。
「どうかしたのか?」
「いや別に。ついに天さんも本気を出してきたんだなって――今回の場合だと美桜ちゃんもそういうことになるのかな」
未来は一人でブツブツと呟くと納得したようにまたうどんを啜り始める。
「まあなんにせよ、楽しんできなよ、お兄ちゃん。若いって良いねー」
「お前、妹だろ……」
颯翔はそう呟くと、勢いよくうどんを啜った。
☆
翌日の昼休み。
颯翔はいつも通り、教室でヘッドホンをして音楽を聴きながら、一人で弁当を食べていた。
普段なら、五限の授業が始まるまで、こうして時間が過ぎるのを待っているのだが、どうやら今日は少し違うようだった。
「鴉羽くん――」
ポンポンを肩を叩かれ、振り返ってみるとそこには衣月が立っていた。
わざわざ自分なんかに話しかけてくるなんて、何か特別な事情があるのだろうと考えながら、颯翔はヘッドホンを耳から離す。
「鴉羽くん、良かったら一緒に弁当食べない?」
特別な事情こそなかったが、颯翔一瞬固まり、反応が少し遅れた。
「えっと、何かの罰ゲーム?」
颯翔が知っている限り、衣月にはクラスにも、クラス以外にも結構な数の友人がいる。
昼食を一緒に食べるとしたら、その友人と食べればいい訳で、わざわざつい最近知り合った颯翔を誘う必要は無い。
となると、誘う理由として罰ゲーム意外考えられなかった。
「罰ゲームって何の話?」
しかし、事実はそうではないようでないようで、衣月はキョトンとする。
「だからその、罰ゲームであいつに告白しろ! とかそういう類で、あいつを昼食に誘え! 的な感じのやつかなと……」
「私そんなくだらないことしないよ? それにもし、罰ゲームだったとして、それに友達を誘ったりはしない、かな……」
言い終わると衣月は椅子と机を動かして、颯翔の机の前にくっつける。
そして、近くの椅子をもう一つ持ってくる。
そうすることで颯翔が断ることを防ぐ高等テクニックでもあった。
「友達?」
「そう友達。いや、親友だね」
衣月がそう言うと、衣月の後ろに隠れるようにして立っていた人物が姿を見せる。
そして、その人物を見た瞬間、颯翔はこの前の日曜日のことを思い出した。
「あっ、この間サイン色紙くれた店員の人だ」
「へー、覚えてくれてたんだ。ちょっと意外」
他人にあまり興味の無い颯翔でも、色紙を貰ったことのインパクトもあり、覚えていたようだった。
「なんかちょっと態度悪かったし」
「ちょっと陽菜、それどういうこと!?」
颯翔の言葉を聞いて、衣月は陽菜に詰め寄る。
「そ、それは誤解! プレゼントだって言ってるのにアンタがお金払おうとかするからでしょ? 推しに夢中になってるオタクはすぐそうやって払いたがる」
お金を払いたがるという聞き慣れない単語が出てくるが、そんなことには誰も触れない。
「陽菜だって、推しを前にした時は同じような感じになるじゃん」
「衣月は黙ってて」
「そんな強く言われたら私、泣いちゃいそう」
「目カラッカラッだよ。目薬貸そうか?」
そんなやり取りを前に何を見せられているのだろうか思いながら、颯翔は弁当の卵焼きを口に放り込む。
「まあというわけで、私の一番の親友の新鷹陽菜だよ。あの書店でバイトしてる本好きだから仲良くしてあげてね」
「初めまして、新鷹さん?」
「こちらこそ初めまして、鴉羽くん?」
軽い挨拶を済ませ、衣月と陽菜は椅子に座る。
「二人ともなんか硬くない? 陽菜は割と人見知りなとこあるけど、もしかして鴉羽くんもそうなの?」
「人見知りじゃなかったら、休み時間中ずっと一人でいないと思うけど」
颯翔に友達が少ない理由は色々あるが、人見知り気味というのも主な理由の一つだった。
「でも、本屋で偶然会った時はそんな感じじゃなかったよね?」
二人は弁当箱を開きながら、颯翔に尋ねる。
「あの時はうぐすもち先生の話題だったから、親近感が湧いたとか、そういう感じだったんだと思う。それに趣味の話って距離感一気に近くならない?」
颯翔は趣味について語る時、人見知りということすら忘れてしまう場合があった。
でなければ、今でもまだ美桜と琴音との間にとてつもない距離があったはずだ。
「確かにそうだね。私もヤタガラスさんの話した時、距離感おかしかった気がするし……」
衣月は火曜の朝の距離感を思い出して、少し恥ずかしそうに顔を隠す。
「何かあったの?」
「い、いや、別に何もないよ……! あっ、陽菜の卵焼き貰いっ!」
「ちょっと衣月、何すんの……!」
誤魔化すように陽菜の卵焼きを一つ取って、直ぐに口の中に入れる。
「甘っ! これ塩と砂糖間違えてるんじゃない?」
「人の物取って一言目に文句って――甘っ……」
二人は急いでお茶を取り出して、口の中の卵焼きを流し込む。
「お茶で流し込むって、そんなに酷いのか?」
「君も一個食べてみたら分かるって、はいっ!」
衣月は勝手に陽菜の弁当箱から卵焼きを一つ取り、颯翔の弁当箱の中に落とす。
勝手に取られた陽菜だが、味のこともあっかて特に怒りはしなかった。
「まあ、いただきます――甘いな、これフレンチトーストくらい甘さがあるけど、塩と砂糖入れ間違えなかったとしても、味濃過ぎるんじゃないか?」
「フレンチトーストって……ぷぷっ」
衣月は口元を抑えて笑いを堪える。
「衣月、笑い過ぎ」
「笑ってないって……」
そうは言っているがツボに入ったらしく、衣月の笑いが収まる様子は無い。
「笑い過ぎた罰ゲームとして、この卵焼き全部あげる」
陽菜は衣月の弁当箱に残り五つある内の、四つを入れる。
「ちょっと陽菜、それは酷くない!?」
「そして、鴉羽くんにも一つ」
「なんで俺も?」
いきなり飛び火してきた颯翔もすごい嫌そうな顔をする。
「私が頑張って作った卵焼きをフレンチトーストとか言ったから。衣月を笑わせた原因それだし」
陽菜はムッとした表情を浮かべる。
「新鷹さんだって、自分の卵焼きを罰ゲームとか言ってるじゃん……」
「私はいいの、私は。さらにそれと交換ということで、鴉羽くんの卵焼き一つ貰うよ」
「ちょっ――」
颯翔の弁当箱からラストの卵焼きを取ると颯翔に止める暇も与えず、そのままパクリと食べる。
「美味しい――やっぱり卵焼きってこういう味だったな」
陽菜は頬を緩め、まともな味付けの卵焼きに感動する。
「それにしてもこの卵焼き美味しい。もしかして、鴉羽くんの手作りだったり?」
「まあそうだけど。卵焼きなんてそんな難しくないしな」
颯翔のその無神経な一言によって、陽菜は大ダメージを受ける。
「ちょっと、君! 陽菜になんの恨みがあるの?」
「いや別に恨みは無いけど、というか俺何もしてないだろ」
自分の仕出かしたことに全く気づいた様子のない颯翔は首を傾げる。
「はい、そうですよね。卵焼きなんて難しい料理じゃないですよね」
陽菜は苛立ちの隠しきれていない声でそう言うと、先程颯翔の弁当箱に入れた卵焼きを颯翔の口の中に突っ込んだ。
「んぐっ!? 甘っ!?」
急に口に突っ込まれたせいで、颯翔の口から変な声が漏れる。
そして、その甘みのせいかおかげ、自分がさっき何を言ってしまったのか気づいた。
「まあ俺も、調味料入れ間違えことくらいあるし……」
「今更気づいても遅いからね? まあ別にいいけど」
「ほんと申し訳ありません……」
颯翔は謝ると口の中の甘さを消すために生姜焼きを口に入れる。
「今更なんだけど、なんで俺はお昼ご飯誘われたんだ?」
「他の友達が昼休みになんか用事があったりとかで一緒に弁当食べる時間無いらしくて、どうしようかなって思ってた時に、ちょうど君がいたから声かけただけだよ」
「俺居なくても、別に新鷹さんがいるのでは?」
「陽菜はノーカン。私たち一心同体みたいなもんだから」
陽菜はプチトマトを食べながら、首を横に振る。
本当にこれで一心同体と言えるのだろうか?
「そういえばなんだけど、新鷹さん本好きって言ってたけど、どういうジャンルの読むんだ?」
「んー、一番はミステリー系。でも、ラノベも漫画も読むし、雑食と言えば雑食かな」
「ということはうぐいすもち先生の本も読んだりする?」
その質問に、陽菜より先に衣月が割って入ってくる。
「陽菜はうぐいすもち先生は読まないらしいよ……! 親友の私が保証してあげる……!」
「そ、そうなんだ……」
やけに食い気味な様子の衣月に颯翔は困惑する。
そして、それを横目に衣月は陽菜の耳元で颯翔に聞こえないように話をする。
「良い? ここで私の本についての話は絶対に広げないで! 恥ずかしいから!」
「はいはい、分かったから弁当でも食べて落ち着いて」
陽菜は衣月を黙らされるように口の中に卵焼きを突っ込む。
まだ一つも手をつけていないらしく、残り三個も余っていた。
「おいしくないフレンチトーストだぁ……」
衣月は涙目になりながら急いでお茶で流し込んだ。
「さっきの話の続きなんだけど、新鷹さんってうぐすもち先生の本、読んだことないんだったよね? だったら、これあげるから読んでみない?」
そう言うと、颯翔はいつの間にか用意していた『つんでれひろいんず!』の一巻を見せる。
「ちょっと、君! ストップ!」
「さっきから、鶯さん慌て過ぎじゃない?」
「そりゃ急に君があげる、とか言うから……。というかなんで持ち歩いてるのかな?」
嬉しそう表情になるのを必死に堪えながら、衣月は平然を装う。
「これはあれ、布教用。と言っても俺、友達とかいないから渡せたことないんだけどな」
天には断られ、軽音部二人は既に持っていたので、渡せたことは一度もなかった。
「でも、そういうのって、知り合ったばっかの人に渡すかな、普通……?」
「だから、渡したことないから普通とか俺、知らないんだけど……」
颯翔の布教を何故か邪魔してくる衣月に困っていると、それを見ていた陽菜が口を開く。
「貰っとくよ、それ。で、また今度感想言うね」
「ありがと! ほんと、ありがと!」
初めて布教が成功したこともあってか、颯翔は心の底から嬉しく思った。
「ありがとうって、こっちの台詞だと思うけど、まあいっか」
そう言って陽菜は空になった弁当箱と貰った本を曲がらないように丁寧にカバンの中へとしまう。
「あ、そうだ。鶯さんもいる? 『つんでれひろいんず!』」
「えっ、私!? 私は遠慮しとこうかな、既に持ってるし……」
衣月の返答にそうだよなと思いつつも颯翔は残念そうにする。
でも実際、衣月は献本やサイン本などを含めるとかなりの数を既に持っていた。
なんならサイン本をあげてしまいたいくらいなのだが、そんなことをすれば衣月がうぐいすもち先生だということがバレてしまうため、できないでいた。
「こ、今度は違う話しない?」
自分についての話ばかりで、恥ずかしさあり疲れてきた衣月は無理やり話題を変えようとする。
「そうだ、昨日の朝してた話の続きで、ヤタガラスさんの新曲の話とか! こう見えて陽菜もボカロ聴くんだよ? まあ私が勧めたんだけどね!」
「ゲホッ――」
急に話題が自分のことになって、颯翔は思いっきりむせた。
「だ、大丈夫?」
「私、お茶持ってるけどいる? 大丈夫、これは三限の休み時間に買ってまだ開けてない方だから」
「あ、ありがと」
とりあえず陽菜から貰ったお茶を飲んで颯翔は息を整える。
「えっと、何の話だっけ?」
落ち着いた颯翔はひとまずとぼけた。
「だから、ヤタガラスさんの新曲の話だよ!」
「私も衣月にしつこくオススメされるから聴いたけど、割と良かった。鴉羽くんも聴くんだっけ?」
「まあ割と……」
颯翔は気まずそうに語尾を濁した。
新曲の再生数の確認がてらに今さっきまで聞いたとは口が裂けても言えなかった。
なんなら昨日、部室で次の曲を作ろうという話をしたばかりなのも、もちろん言えない。
そこでちょうど颯翔はあることを思い出す。
「あれ、どうしようかな――でも、知り合ったばっかの人に言うことでもないよな……」
「どうかした?」
颯翔は数秒悩んだ末、ダメ元で一応聞いてみることにした。
「もしよかったらなんだけど、今週の土日に軽音部で別荘に行くことになって、それで誘える人がいたら、誘って欲しいってなってて、知り合ったばっかの人に言うことでも無いんだろうけど、良かったら来れたりしない? 一応、一人 は誘えたんだけど、俺友達居ないから他に誘えるような人いなくってさ」
颯翔は言い終わってから、回りくどい言い方をしたなと少し後悔する。
「別荘?」
「後輩の一人が県内に別荘持ってるらしくて、そこに行くことになって」
「えっ! 私、行きたい! って、そんなの見ず知らずの私たちが言って迷惑じゃないの?」
「いや、あいつらは絶対喜ぶからそこは大丈夫」
颯翔は二人の顔を思い浮かべて、安心したような顔をする。
「ねぇ、陽菜はどうする? って、もしかしてバイト?」
「もしかしなくても、私はバイト。だから、申し訳ないけど私はパス」
「そんな……」
手を使って断る様子を表す陽菜を見て、衣月は悲しげな顔になる。
となるとこの場合、陽菜が行けないなら、私もやめておくというパターンだろうと颯翔は考えた。
「なら陽菜が行けない分も私が楽しんでくるね!」
「そっちのパターンか」
さっき言っていた、一心同体とは一体何だったんだろうか。
颯翔は苦笑いを浮かべながら、話をまとめに入る。
「じゃあ、詳しい話は軽音部でするから、明日の放課後、部室に来て貰えると助かる。場所は部室棟の三階の一番左端。まあ一緒に向かうと思うけど、一応な」
「え? 今日の放課後じゃないの?」
「いや、今日は俺が部活サボっていないから」
「えぇ……」
堂々としたサボり宣言に衣月は完全に引いていた。
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