第24話

「……次に作戦ーーーーーーーー」






「そんな汚いヤツラに作戦なんかいらないよ!」


景の話の途中で朱里が言うと皆は無言で頷いた。






「………PM9:00ぐらいなら………全員いるハズだ」


「だったら今晩行こうよ。柚里なら30分、作羅には1時間あれば十分着くでしょ?」


「そうですねーーーーーーーー決行は今晩で良いですか?」


維月が聞くと、口々に賛成の声があがる。




「………多分………ボーリング場の前に見張りがいるハズ………だから目立たないように………倒せたら良いんだけど」


「楓がやる~、それが一番でしょ♪」


楓がウインクして維月に言う。


「そうですね………楓が適任でしょう」


維月が後押しする。










諒徒や朱里が行けば、きっとやり過ぎてしまうというのは…………言うまでもないだろう。






「じゃあ会議は終了だ」


「やり過ぎはアカンよ」


「京、やり過ぎってどれくらいなんさ?」


「全治10日」


「イヤ、無理だって」


「そうだよ~ミヤ姉~それは優しーーーーーーーー」






「全治10日(笑)」







「「「わかった・・・ヨ」」」




京の言葉には絶大な重さがあり、皆は頭が上がらないようだ。

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