第23話

「それで?維月はどうなのさ?」


「そうですねーーーーーーーー…自分達のために周りを利用するのは間違っています。それに僕達に直接来ないで、関係ない所で暴れるのも許せません」


「そうだよね」


六人はニヤッと笑みを浮かべる。


「じゃあ死羅遊里と同様に壊滅させようぜ!」


「楓も行く~♪」


「ウチも賛成、許せないからね」


「当たり前です、人の陰で甘い蜜を吸おうとしている人たちを野放しには出来ません。景サンお願いします」


「………わかった」


景はまたパソコンに向かい勢いよく打ち込んでいく。











数分後


「………出来た」


景がパソコンの前から立ち上がり、皆の前に座る。


「………まず場所だ………麒蓙鳩羅は………西高の付近で動いている………作羅と柚里の丁度真ん中辺りに本拠地があるらしい………今は廃墟になっているボーリング場を無断で使ってる………総勢30人………強さは中の下………諒徒一人で十分だろ」


景は意味ありげに笑みを浮かべる。


「そうか、そうか、景もやっと俺の強さを認めたか」


何も分からずに諒徒は笑っている。

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