第31話

ゴオォォオォォーーーーーーーーーー




「…んーーーーーーーーーー…」


リクは目を覚まし、ボヤけた視界で周りを見渡す。






「………えっ」


リクの目の前に崩れた柱を撤去するミラの姿………




「ーーーーーーーーーー…人形は無事よ……それにリクが修理してくれたお陰で……私は火の中でも平気よ」


ミラは笑いながら話す。




「ミラ……キミは……生きてる人形……なのかい?」


リクは半信半疑……




「えぇ……でも……もうすぐしたら……ただの人形になるわ……人間に見つかるとダメみたい……人形達の奇跡ってヤツよ」




((ミラーーーーーーーーーー…))


ディノとロウは物陰から見ている。




「ゴメンねーーーーーーーーーー…ディノ……ロウ……」


ミラはイタズラっ子みたいに笑って告げた。













「「!!?」」




ミラの言葉に二人は驚愕するーーーーーーーーーー…








「クソっ!!!」




ガンガン!!!


ディノは壁に自分の頭を叩きつける。








「どうしてーーーーーーーーーー…」


いつも冷静なロウも驚きを隠せない。

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