第26話
ゴオォォオォォーーーーーーーーーー
燃え続けるホール………
そんな中ーーーーーーーーーー…
ガコン!!!
排気口から出てきたのはギラン
「ヒッヒッヒッ!思った以上に派手に燃えたぜ!」
ギランは悪びれる様子もなく、この状況をむしろ楽しんでいた。
「何が誇りだ!何が愛情だ!そんなモンはクソくらえだ!人間ってのは自分が一番大事で自分が一番カワイイ生き物なんだよ!」
ミラの言葉を全て否定するギランの言葉ーーーーーーーーーー…
「このまま俺は自由気儘に生きてる人形として一生過ごしてやるぜ!」
それはギランの一瞬出来た気の緩みーーーーーーーーーー…
「うわぁーーーーーーーーーー!?喋る人形なんて初めて見た!?」
子供はギランを持ち上げて、顔をジーっと見つめる。
(何で…こんな…事に…なんだよ!?)
子供に見つめられながら、ギランは思う。
(クソッ!…クソッ…クッ…ク…)
ーーーーーーーーーーカタン……
ギランは生きた人形ではなく、ただの人形になってしまったーーーーーーーーーー…
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