第19話

そしてーーーーーーーーーー…




あの火事の時も……




リクはーーーーーーーーーー…











ゴオォォオォォーーーーーーーーーー




「僕の不始末のせいで人形達が………っ!!!」


リクは男性メンバーの制止を今にも振り切りそうだ。




「リク……やめろ!!」




「離して下さい!!!」




「こんな中に行ったら、お前が死んじまうだろ!?」


周りのメンバーはリクの勢いに少し押され気味………




「お願いします!!!僕の命に変えても人形達を助けないとダメなんです!」


リクは涙ながら訴え続けたが、男性メンバー数人に羽交い締めにされながら、結局離れる事になった。








(自分よりも人形の事を考えてくれるなんて………)


ミラはその時の光景を目に焼き付けた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る