第20話

「そんな人間に操られるとすれば、それは私にとって誇りになるわ!!」


きっと、ディノもロウだって思ってるハズーーーーーーーー…


自分の気持ちを全て語ったミラは満足だとも付け足した。




例えーーーーーーーーーー…




リクが笑うことを忘れてしまっていても………






「ハイハイ……何が誇りになるわ、だよ!?」


ギランは呆れた様子で小道具の置いている方に足を進める。




「くだらねぇー!!何が誇りだ!!そんなモンあるワケねーだろーが!!」


ギランは小道具の中からライターを手に取った。




「何……するつもり?」


ミラはギランをキッと睨み付ける。




「人間に操られるのに満足してる人形なんてのは捨てられて、それで終わりなんだよ!!!」


ギランはニヤリと不敵な笑みを浮かべて、ライターの火をつけるーーーーーーーーーー…






ボォッーーーーーーーーーーーーーーーー…




ギランの周りには大量の紙類が散乱している。




「おいっ!!」




「まさか……」




「……めて」


三人の表情が一瞬にして固まるーーーーーーーーーー…






「ヒャッハハハハハッ!じゃあなっ!!夢を見たまま燃えちまえ!!!」


ギランの手から離れたライターはゆっくりと堕ちていくーーーーーーーーーー…
















「いやぁーーーーーーーーー…!!!」

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