第34話

「ーーーーーーーー…よし」

(今日は時間通りに迎えに行ける)


勇斗は携帯で時間を確認しながら靴箱に歩いていた。






「勇斗!!?」


後ろから保柘に呼び止められた。




「ーーーーーーーー…何?」




「今から皆で遊びに行くッスけど、勇斗も行かないッスか?」


嬉しそうに話す保柘の後ろには康治達がいる。




「ーーーーーーーー…悪いけど、予定があるからパス」




「マジ~???行こうよ~」




「ーーーーーーーー…だから予定があるからムリなんだって」




「勇斗も行くッス!!」

「勇斗も行こうよ~!!」


保柘と知花は子供みたいに駄々をこねる。




「ーーーーーーーー…時間ないし、もう行くから」


勇斗は申し訳ないと足早に学校から出ていった。












「も~勇斗のヤツ~心晴も来ないし~」




「最近は特に付き合い悪いッスよ」


知花と保柘はうなだれている。




「仕方ないですよ、勇斗だって予定の一つや二つ有りますよ」




「……彼女が……出来たとか?」






「「「えーっ!!!!!?」」」


驚く三人ーーーーーーーー…



















「…………」


そんな姿を影から見ている女の姿ーーーーーーーー…

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