第25話
ガラッーーーーーーーー…
「おぉー!!お前ら、竹之内知らないか?」
昼休み、担任が教室にいる知花達に声をかけた。
「竹之内 勇斗はいませ~ん、先生~今日もネクタイが素敵だね~(笑)」
「ありがとさん、見つけたら先生のトコにノート持って来るように言っといてくれ」
「は~い」
知花が返事すると
「頼むぞ、松蔵と志場」
担任は葉子と心晴の方を向いて再度言った。
「ちょ、ちょっと先生!!アタシ返事したよ~(泣)」
「清田だったら忘れるかもだろ?」
担任はニコっと笑いながら言う。
「先生~!!?」
「まあ、誰でも良いから竹之内に伝えといてくれよ」
担任は時計を見ると教室から出ていった。
「じゃあ~、心晴~よろしく~(笑)」
知花はタオルを枕代わりに寝そべる。
「えっ!?何でウチなん!?」
心晴は驚いて知花にツッコミを入れる。
「……食後の……余韻」
葉子も机に肘をついてダラケている
「いや、ウチもゆっくりしたいんやけど」
「「……スー……スー……」」
心晴は言ったが、既に二人は夢の中ーーーーーーーー…
「しゃーないなぁ」
心晴は勇斗を呼びに出ていった。
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