第19話

「ーーーーーーーー…出来た」


ヒカリの弁当を作り終えた勇斗は何だか少し疲れていた。


「勇斗パパー、急がないと遅刻するわよ」


「ーーーーーーーー…もうこんな時間かよ!?」


汐莉に言われて、勇斗は急いで学校の用意をした。


「ーーーーーー…ほら、行くよ」


「うん」


ヒカリの手を掴んで、幼稚園まで走って向かった。


「わぁー!!」
















「ーーーーーーーー…ハァー………今日もギリギリだな」


幼稚園に着いて、勇斗は時計に目をやりながら息を整える。






「ーーーーーーーー…はい」


勇斗は鞄から弁当の袋を出してヒカリに手渡した。


「………」


ヒカリは手渡された袋をジーッと見つめる。


「ーーーーーーーー…あんまり上手くないけどさ………」


「ヒカリ、うれしいよ!!」


「ーーーーーーーー…そっか」


ヒカリの嬉しそうな顔を見て勇斗は少し安心した。


「ーーーーーーーー…じゃあ、学校終わったら、迎えに来るから」


「うん!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る