第12話
………ハァー………ハァー………
(ーーーーーーーー…ヤバい、遅れた!?)
勇斗は必死に幼稚園まで走って向かっていた。
(ーーーーーーーー…何で今日に限ってテストなんだよっ!?)
勇斗は少し遅刻気味だが、何とか幼稚園に着いた。
「ーーーーーーーー…ハァー…ハァー…」
息を整えながら、園内に入って行く。
「ーーーーーーーー…あっ、先生」
勇斗は朝、ヒカリを預けた先生を見つけて、声をかけた。
「ーーーーーーーー…すいません、ウチの子はドコに?」
「はっ、はいーーーーーーーー…」
(良く見たらカッコイイ…)
先生は勇斗の顔を見て、顔を赤らめる。
「ーーーーーーーー…あの、ウチの子は?」
「「あーーーーーーーーっ!!!ヒカリちゃん!!!?」」
ドコからか聞こえた叫び声に勇斗達は驚いた。
「ヒカリちゃんがいなくなった!!!!!」
部屋から出て来た先生が血の気が引いた顔で叫ぶ。
先生達はオロオロしながらヒカリの姿を探し回っている。
「えぇ!!?」
タッタッタッーーーーーーーー…
「ーーーーーーーー…ハァー…ハァー…どこいったんだよ一体!?」
幼稚園から出て、勇斗は幼稚園の周辺を捜し回っていた。
「ーーーーーーーー…ハァー…ハァー…このままじゃ、姉貴に殺される」
勇斗は幼稚園の周辺から少しエリアを広げて捜し、走った。
「ーーーーーーーー…!!?」
(あれ?今の?)
勇斗が公園の前を走り抜けた時、見覚えのある姿が目に入った。
(ーーーーーーーー…えっ…あれ…そう…だよな???)
勇斗は半信半疑で公園に入った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます