6 昼休み
「浅野さん。行こうか。」
「はぁい」
連れて行かれたのは「相談室」初めていくね。こんな所あったんだ。ここ小学校だよね?隣を走ってた鷹野くんは3組らしい。3組の担任(男)と並んで座ってた。
「はじめまして、?」
「はじめまして。すいませんでした。」
ゴンって勢いで頭を下げてきた
「え、あ、え、あ、はい_____?」
こういう時は顔を上げてっていうんだよって岩口が教えてくれた。
「ほ、ほら、元気だし、!ねっ!だから、顔上げてよ____。」
「私は頭を下げられるような人間じゃないよ。避けなかった私も悪いし。それに、
人のせいにするような人間になりたくないから鷹野くんの面会に応じただけです。
鷹野くんはそんなつもり無かったかもしれないし、わざとだったかもしれないけど、それは私が何かする問題じゃない。私もそこまで重症じゃなかったし。怪我慣れしてないから痛みに慣れてなかっただけ。それで鷹野くんが考えるのは違うでしょう。」
「 _______。 」
「ほら先生、鷹野くんも大丈夫そうだし戻りましょう」
「鷹野くん、戻ってください。外で鷹野くんのお友達待ってましたよ。」
無言で立ち上がり、あるき出す。
「____****、*************___」
「____え、?」
「では______。」
何言ってるの、?
なんでそこでそれが出てくるの?
なんで。それ5−3の人しか知らないんじゃなかったの、。
鷹野くんの背中を見送り、先生たちに向き直る。
「____鷹野くん何かありました?雰囲気が一気に変わりました。」
「さぁ。」
「そうですか。なら鷹野くん気にかけてあげてください。何かあります。」
「お、おう」
「じゃ、わざわざこんな場を作っていただきありがとうございました!」
ニコッと笑い相談室を出る。
ここ2階だし、ついでに咲ちゃんと
§
「やっほ~!運動会楽しかった〜?」
「ここちゃん!!!手大丈夫?」
「うん!大丈夫だよ〜!」
「ここ、ちゃん____。」
「咲ちゃんも、楽しかった?」
「うん。怪我してるでしょ、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
「勉強楽しい?」
「うーん、眠くなる!」
「そっかぁ、算数?国語?」
「国語!算数好き〜!」
「咲ちゃんは何のお勉強が好き?」
「算数、が好き」
「凄いねぇ私算数ニガテなんだよねぇ。ふたりとも天才か〜?」
「「えへへ」」
んふ、かわいい。
「またね。もうすぐチャイムなっちゃう。」
「ばいばーい!」
「またね、」
右手をひらひらと振って教室に戻る。
なんか変なやつに会ったけどかわいいは浄化作用があるよね。
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あけましておめでとうございます。
ゆっくりまったり綴っていきます。今年も宜しくお願いします
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