ブックタワーを攻略せよ!〜目指せ百万語!〜

ちかえ

文字数を積み上げて

 このタイトルを見て、思わず、隣にあるティッシュの箱をぱっと見てしまいました。


 なんの事やら分からない人もいらっしゃるでしょう。いや、ほとんどの人が、今、画面の向こうでポカーンとしているかもしれない(笑)


 何の事はない。英語多読の話です。


 多読というのは、文字通り、英語で本をたくさん読む事です。ただ、辞書は引かず、分からない単語があったら飛ばすという日本語と同じような読み方で読んでいくという英語学習法です。


 多読を楽しんでる人、通称タドキストの中では積ん読をティッシュの箱の長さで測るのです。

 そういえば、積ん読という言葉も私は多読で知りましたね。


 多読には大学の時に出会いました。

 ちょうど、四回生の時に大学で授業が出来たのです。


 英語で読書する授業。英語も本も大好きだった私は文字通り目を輝かせました。だって授業中に堂々と本が読めるんですよ! 飛びつくに決まってるじゃないですか!


 早速受けてみようと思ったのですが、受けられるのは一回生のみ。

 それでも聴講でいい! 単位もいらないから! と先生に泣きつき(笑)、授業を受けさせていただく事に。


 辞書は引かないやり方なので最初は本当に文字が数行の絵本から読み始めました。子供と犬の日常、時々ファンタジー、な絵本でその可愛らしさにキュンキュンしながら読んでいました。


 でも、ただ読むだけでなく読書記録もしっかりつけてました。たくさんの単語数を読んでいくという学習法ですからね。


 目標は百万語。途方も無い単語数です。

 達成するためには読まないといけません。


 幸い、大学の図書館には英語学習者用に名作小説や映画を簡単な英語で書き直した本がたくさんあったので、それをレベルが低い作品から順番に読み始めました。


 片っ端から読むのですから苦手な分野もあります。苦手なホラーとかも頑張って読みましたよ。

 すごい怖い作品もありましたね。ヒッチコックの「鳥」なんか、読み終わった後はしばらく、道端にカラスやハトなんか見つけるとビクッとしてしまったり(笑)。大丈夫、襲ってこないよ、と今なら言えるんですけどね(笑)


 有名な歴史上の人物の話とかも楽しかった。


 後、児童書にも手を出しました。有名なファンタジーの冒険物とか。読みやすさレベル二なので分かりやすかったですね。


 そうして月日が経ち、百万語が見えてきた当時の十一月末。

 せっかくだから十二月中に百万語を達成する! と決めました。


 当時よく行ってたmixiの日記で友人たちにもしっかり宣言して。


 そして十二月十一日。遂に達成しましたよ!


 読書記録手帳によると「不気味で怖くて面白い本」で達成したようです。もうずいぶん前なので内容覚えてないんですけど(笑)


 「と、言ってもこれで多読をやめるつもりはありませんよ。これから200万、300万……いや、もっともっと頑張って一千万語を目指そう!(言っちゃったw) 」とか当時の日記に書いてありますが。

 それからしばらくは読み続け、六百万語くらいまでは記録もしていましたが、最近はもう記録してないです。だいぶ経ってるし、積ん読ももう何エ○エールあるかも分からない。電子書籍でも買ってますし。


 でも文字数のタワーは少しずつでも増えて行ってるからそれでいいかなーと思ってます。


 最近はネットの書籍化小説も翻訳されて読みたい本がどんどん増えていくのが嬉しい悩みです(笑)

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