義母と実母が可愛すぎて俺の理性がマジでヤバい ~スキンシップが激しすぎる義母と実母に挟まれて俺は親離れ出来そうにありません~
第21話 こんなキスを味わったら、もう他の人とのキスじゃあ満足出来ないわね。
第21話 こんなキスを味わったら、もう他の人とのキスじゃあ満足出来ないわね。
◆◆◆◆
俺の足元から温かな何かが迫りくる感覚に目を覚まし、恐る恐る毛布の中を覗き込むと、それは灯里さんだった。灯里さんはこちらが目を覚ましたことに気がついたようで、上目遣いでこちらを見た。
「あ~あ、バレちゃった。」
普段のほんわかとした口調ではなく、何と言うか吐息混じりで色っぽい喋り方だ。そしてそれ以上に問題なことは、灯里さんは何も身につけていないということだった。
彼女はクスクスと笑い目を細めた。ただ、この笑顔も普段の彼女とは異なり妖艶で――蠱惑的で――俺の理性を破壊するには十分な笑顔だ。
「あ……灯里さん、何をやっているんですか?」
「何って、夜這いに決まっているでしょ。」
彼女は、当たり前のように答える。
「灯里さん、駄目ですよ。やめて下さい。」
破壊された理性をかき集めて声を上げるが、灯里さんにはまるで届かないようだ。
「そんな格好で『やめて下さい。』なんて言われても説得力が無いわよ。むしろ私のことを誘っているの?」
灯里さんに言われて初めて気がついた。今、俺も裸だということに――。
どういうことなのか分からず混乱する俺を尻目に、灯里さんは自身の身体を擦り付けながら、顔と顔がくっつきそうな程近くまで迫る。
「大地は私のものなんでしょ? つまり――。」
灯里さんは俺の乳首をカリカリと引っ掻く。
「ここも……」
俺の頬に優しく手を当てて、唇に親指を這わせる。
「ここも……」
準備が完了している俺のアソコをそっと握る。
「ここも……全部、私が好きにして良いってことでしょ?」
「そういうわけでは――。」
そこまで話すと喋ることが出来なくなった。灯里さんの柔らかな唇が俺の唇を塞ぐ。
俺の口の中に灯里さんのヌルヌルとした舌が侵入し、いやらしい水音を立てながら口の中をくまなく味わうかのように這いずり回った。そして、最後に残しておいたデザートのアイスクリームを味わうかのように、灯里さんは俺の舌に自身の舌を絡め、俺の舌を何度もしゃぶり回す。
もう、灯里さんの甘く優しい香りしかしない。唾液交換などという生易しいものではなく、口の中が灯里さんでいっぱいになる――そんな感覚。
濡れ場シーンのあるドラマやAVなんか目ではない程、生々しく――甘美で――抗いがたい俺のファーストキス。
灯里さんは名残惜しむように唇を離し、最後に俺の唇から舌を引き抜いた。俺も彼女の動きに合わせるように、突き出した舌をしまう。お互いの唇の間に銀色の細い糸が掛かり、キラキラと輝いたかと思うとスッーと消える。
灯里さんは、瞑っていた目を開いてペロリと唇を舐めた。まるで「ごちそうさま 」とでも言うかのように――。
俺……きっと今、灯里さんに見せられないような……ひどい顔をしている――。
灯里さんのキスで俺の表情筋が溶かされてしまったようだ。顔に全く力が入らない。俺は両腕で顔を隠すが、腕をベッドに抑えつけられた。
しかし、不思議なことに俺の腕を押さえつけた人物は、灯里さんではなく夜空さんだった。いつの間にか灯里さんではなく、一糸まとわぬ姿の夜空さんに俺は押さえつけられていた。
「大地くんの顔、しっかりと見せて。」
そう話すと、俺の顔をじっくりと観察するかのように見つめ、俺の唇を塞ぐ。それと同時に夜空さんの唾液が俺の口の中に流れ込んできた。俺は喉を鳴らしながら夜空さんの唾液を飲み込む。
先ほどまでの甘い味ではなく、爽やかな味と香りが俺の口の中を支配した。灯里さんの時よりも激しく大きな音を立て、彼女の唇と舌が俺の唇を蹂躙した。まるで俺に、いやらしい音を聞かせるために行っているかのような、そんな動きだ。
暫く経ち、夜空さんは満足そうに俺の唇から自身の唇を離す。押さえつけていた手を開放し、その代わりに俺に抱きつき耳元で囁いた。
「あ~あ。こんなキスを味わったら、もう他の人とのキスじゃあ満足出来ないわね。」
声の主を間違えるはずはない……先程までキスをしていた夜空さんではなく、灯里さんの声だ。灯里さんに囁かれている。
許容量を遥かに超える快感を叩き込まれたせいで、俺は頭がおかしくなっているのだろうか……。
灯里さんは、俺のアソコに優しく手を這わせる。
「でも、ここからが本番だから。キスだけじゃなくて、こっちの方でも、私じゃないと満足できなくしてあげる。ゴムは持っていないから生で良いわよね。」
そう囁き、俺の回答を待たずに腰を下ろした。俺のアソコが生暖かく心地よい何かに包まれたかと思うと、恐ろしいほどの快感が俺の全身を襲う。”我慢する”とか”しない”とか、そういうレベルではない。それほどの快感に、身体を震わせることしか出来ない。
しかし、灯里さんの中に出すことだけは我慢しなければならない。
灯里さんに辛い思いをさせるわけにはいかない。
俺は全身を震わせながらも我慢をした。
「灯里さん!」
そう叫ぶと同時に俺は身体を起こした。
◆◆◆◆
マジでヤバい夢だった……。
自分の身体を触るとしっかりと浴衣を着ている。毛布をめくって自分のアソコを確認すると、これ以上ないくらい怒張しているが漏らしてはいない……。良く頑張った……俺……。
時刻は午前5:30を回ったところ。
俺に抱きついたまま眠っていたであろう灯里さんも身体を起こし、目を擦りながら寝ぼけ眼で俺を見る。
「何? 大地……今、私のこと呼んだ?」
「ごめん灯里さん。俺、灯里さんの夢を見たんだ。」
内容は絶対に説明出来ないけれど……。
「そう……。後で聞かせて……。」
灯里さんは再び眠りについた。俺は、一旦心を落ち着けるために顔を叩いて露天風呂へと向かった。
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