第4話
「はぁ…」
天井を仰ぎ見ながら無力感に浸る。
あれから色々調べたけど、アンドロイドと人間の結婚とか、それに準ずるあれとかこれとか…あまり有用な情報は出てこなかった。
情報が制限されているのだろうか?
「と、とにかく今からご主人の部屋を片付けなければ!」
無駄なリソースを使ってしまったこと反省していつもより早く作業をしよう!
手をぐわっと握りいつも以上に気合を入れた。
うおっ
コンコン
「え?」
「ぼろくぅん、作業は順調かなぁ?」
「御幸さん!」
御幸(みゆき)さん、ご主人のお母さん、つまり僕の本来の管理者であり、えーっとなんだっけ?このことを考えると頭が痛くなる。
「なんだかずっと騒がしくて、とっても丁寧に掃除してるかと思ったけどまだ散らかってるわね?ぶぶ漬けでも食べる?」
「ご、ごめんなさい!今日は色々あって…」
「ふふ、冗談よ?、お隣さんの子はさっき公園で花壇を見ていたわ!向こうは終わってるのかしらね?」
…。
「まぁ、ここ以外は家事終わったから後がんばってねぇ~そろそろハルト帰ってくるけど」
そう言い残し、バタンとゆっくりと扉がしまっていく。
「え???時間?」
15時30分
う、うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
がんばれ、ぼろ!
青春ロイドの群青な感情 ラビリンスの袋 @labyrinthnohukuro
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