第13話 旅の始まり
しかし、同じポットから注がれたゼファーとガヴィのお茶からは
女官本人も自分に不利になると
ますます
フォルクス
いくら小さな村といえど、
住民同士の
王子の
ゼファーが
国王や王子の身が心配であったが、側にはゼファーが付いていてくれるし、
後ろ
「お帰りなさいませ。ガヴィ様、アカツキ様」
(レンの顔を見るとホッとするなぁ)
ここを出てからまだひと月も経たないのにイルはなんだか
レンはガヴィの
「しばらくごゆっくりされる御予定ですか?」
「いや、
イルの耳がピクリと動く。
「……そういや、お前もあそこから着いて来たんだったな。
……お前はどうする?」
ガヴィの話はこうだ。
三つの
王子
国王も王子も今は
「ノールフォールは北の
水面下で
「
そもそも
ということは、
「どいつが
とりあえず一度
ガヴィはノールフォールに行っている間、イルをレンに預けようと思い一時帰宅したのだが、そういえばこいつも当事者だったと思い直した。
正確に言えば、ガヴィはイルが本当に当事者だとはこの時は思っていなかった。
しかし、なぜだか連れて行った方がいいのではないかという思いに
イルは当然着いて行く! とばかりに力強く
***** *****
前回は
しかし今回は
当然、自分の足を使うことになる。
王都からノールフォールの森まで
往復すれば移動だけで半月だ。
ノールフォールは
しかし王家の面々の命が狙われている中、半月以上も王都を
イルは少し不安になってガヴィを見た。
ガヴィは初めて会った時と違い、落ち着いた深緑色の動きやすい服と、目立たない色の頭からずっぽり
一応
ガヴィの赤はなんだか元気が出る。
(ふふ、変なの)
人の頭を見て元気が出るだなんて、イルは自分の思考に一人笑った。
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