第4話 赤毛の剣士②
「だぁーかーらー!
さて、王子としばし別れ、ガヴィの所に身を寄せる事になったイルだが、
……ここで
本来ならば
が、
……森の中では
まずは
すっかり
たまったものではないのはイルである。
いや、正直言えばイルだって
なんと言ったって中身は人間の女の子なのだ、身体が
けれど、
(バカバカ〜!! 男の人に洗ってもらえるわけないじゃない! 私、
イルは全力で
いくら子どもとはいえ、もう父とも兄とも
ガヴィは中身は人間だと知らないから
お
ガヴィの
不毛な追いかけっこに一人と一匹はゼーゼー
「――いーかげんにしやがれ!
ちゃんと
この勝負、イルの負けである。
イルはトボトボと、本当にトボトボと
「ったくよ! 初めからそうしてりゃいいんだよ!」
ブツブツと文句を言いながら
(――
「お前、どっか
ガバとイルの身体を
(ひええぇえぇ……!!)
イルは内心目を白黒させたが、ガヴィは
(……
チャリ……と首の
イルはビクリと身体を
「……お前、他にご主人様がいるのかね?
……王子泣かせんなよ」
イルも
***** *****
すったもんだの後、
やっとアルカーナ王国の
……ガヴィの
作りは良いが大変小ざっぱりしている。
とても
とはいえ、門をくぐりイルが
しかし
森から出たことのない村娘同然、しかも今は
もう一つ、
(……この人、本当に
チラリとガヴィの顔を
ガヴィはイルの
「お前さんが何考えてるか当ててやろうか?
『こいつほんとに
思っていたことを丸々言葉にされてイルは面食らった。
「……俺はよ、
なので
客人が来た時などは通いでメイド等を
「ガヴィ様、お茶が入りました」
テラスのついたリビングに行くと
「おぉ、ありがとな」
ガヴィの
「ところでガヴィ
「あぁ? 部屋? いや、
改めてイルを見る。
(……
一部屋やるのは
「シュトラエル王子
とにっこり
「……お前、どうするよ?」
イルは突然話を
部屋は正直
一人で羽根を
けれどガヴィの言うように
イルは
それを見てレンは笑みを深くすると、
「アカツキ様用にクッションをお持ちしますね」
と下がっていった。
「……さてと、
お前適当にくつろいどけな」
────────────────────────────────
☆ここまで読んで下さって有り難うございます! ♡や感想等、お聞かせ願えると大変喜びます!☆
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます