第十話 魔人と魔物

「え、だってじいさんがこやつらを説得してこい。なんていうからそれ通りに…」


『『え、』』


3人の声が重なる。

「どうりで私にした理由が薄かったんですね。」

「俺もなんか雑だなぁと思ったよ。」

「というか俺は理由とか聞いてなかったな。」


なんか1人意味わからん奴が混じっているが、てきとうな理由でついてきたやつらしかいないみたい。

「でもだとするとなんであのじいさんが俺らを選んだんだ?」

「それは僕もわからないけど、エレード以外は名指しだったな。」

「あ、そうか。俺がエレードを選んだんだもんな。」

「そうだね。でもそうじゃなくてもエレードになってた気もするけどね。」

「俺強いもんな!」

「…」

エレードが何か言ったみたいだけど、よく聞こえなかったな。


「みんなそろそろ就寝の準備をしよう。」

「え、俺のことは無視?」

ハハハっとみんな笑う。

エレードっていじりやすくていいな。


「えっと、今何の話してたんだっけ。」

ザキも話してた内容を忘れるくらい、この場を楽しんでいる。

「えw、っと〜。就寝の準備をするってところまでは聞きましたよ。」

リーリンも楽しめているみたいだ。

笑いが抑えられてない。


「あ、そうだった、そうだった。夜は一応、見張りを交代しながら寝るからそれをペアでやろうと思っていてね。」

なるほど。

でも人数がいるから、ペアじゃなくて一人でやれば良くないか?

そう思ったのでそのまま聞いてみる。

「僕もそう思ったんだけど、もし実際に襲われたとして、そのときに僕だけだと、遠距離から魔法を撃たれたら気づかないんだ。ハイドだってそうじゃないか?あ、まあ気づけはすると思うけど、遠距離だと僕達から攻撃がし辛い。」

「たしかに、そうなると苦しいな。呼びにいくにしても、その間相手はフリーになるわけだし。」


「うん、その通り。それに、1人じゃ寂しいじゃん?」

多分今のが最大の理由だろう。

…いや、流石に今のは冗談。


「わかった。じゃあ、どのペアなんだ?」

エレードは嫌だ、エレードは嫌だ、

「まず、魔法専門のリーリンとエレードは別れる。あと僕とハイドは武器を使うからここも別れる。」


エレードは嫌だ、エレードは嫌だ、

「そして何かあった時にすぐに対応出来るように戦うときの相性が悪いリーリンとハイドは別れる。」

ん?


「だから僕とリーリン、ハイドとエレードのペアにしようと思う。どうかな?」

どうかな、ニコって言っても許せないぞ。

「ザキせんせー。不満しかないです。エレードと一緒は嫌です。」

「なんでそんなこと言うんだよ!」

いや、仕方ないだろ。

ごめんな、エレード。

お前の普段の行いの結果だ。

「う〜ん、でも、仕方ないよ、、僕とエレードじゃすぐに起こしにいけないし魔物のこと詳しいのはリーリンとハイドだし。」

まあ現実的に考えればそうだけどさ。

そうじゃないんだよな〜。

「…これは参ったな。」


ー・ー・ー


ということで先に僕とリーリンが見張りの番。

リーリンの顔がいつもより赤い。

熱があるのだろうか?

「リーリン?大丈夫?」

「え、なんですか?なんかありました?」

「いや、なんか顔が赤いよ?」


ー・ー・ー


「いや、なんか顔が赤いよ?」

え、やばい。

私顔が赤くなっちゃってる?

できるだけそうならないようにしたはずなのに。


私は僧侶学校で会った時に一目惚れしてしまっていた。

ザキさんのことなんてなんも知らないのにかっこいいと思える私にも驚いたけど、一目惚れってこういうもんなんだと、後になって理解した。


「ほ、ほんとですか?…

(ここは熱があるのかもとかって言って誤魔化せば良いかな?)

…もしかしたら熱があるのかも?」


「え、大丈夫?」

そう言ってザキさんが私のおでこに手を当てようとする。

でも恥ずかしくて、右手で止める。

手と手が触れ合う。


「あ、いやそんなに体調が悪いわけではないです。」

いきなり触ろうとするなんて、なんて野郎だ!


「そっか、じゃあたぶん熱はないとは思うけど、つらいなら休んだ方がいいかも。」

そんな真面目に言わなくたって。


というか今は熱の心配をしただけで別に私のことが気になってるからとかじゃないもんね。

いきなり触ろうとするのには驚いたけど。


あのキングスライムのときもハグみたいになっちゃったけどザキさん的には単純に助けただけだもんね。

結界を張ろうとした私が悪いだけだよね。

ってかなんであのとき結界を張ろう、なんて思っちゃったんだろう。

恥ずかし。


「僕が見張りをしておくから休む?」

やっぱかっこいいけど、時々変なこともするんだよな。

勝手に銅像を作ったりなんとなくで行動したり。

デリカシーというものは、頭の中に存在してなさそうだし。


あぁ〜〜もう〜〜!

なんかよくわかんなくなってきた。

何が好きなのかも良くわかんない。

けど、なんか好き。

いや、こういうのは良くないんだろうけど。


…っていうかザキさんの行動って別に私に向けたものじゃないよね。


「聞いてる?もしかして意識があやふや?」


「あ、いや聞いてました。えと、大丈夫ですよ。」


ー・ー・ー


なぜか今俺の目の前でエレードが暴れている。

ちょっと前に俺達はザキに起こされて見張りをすることになったのにその10秒後にはこうなった。

エレードが暴れ回っている、というよりかはただ座って口だけ動かして駄々をこねているだけだが俺的には暴れているように見える。


「ひまー。ひまー。ひまー。」

たぶんひましか言えないロボットだこれは。

「もう少し我慢したらどうだ。」

「ひまー。なんかないの?」

「ないから我慢しろ。」

「ハイドーなんかないの?」

なんかないの?と言われても俺には何も思いつかない。

大体今は見張りなんだから遊ぶなよ。



……いや、見張りに関するゲームにすればいいか。

いいこと思いついた。

ずっと子供のお守りをするなんて御免だからな。


「じゃあ、




翌日を俺達はMP無しで迎えた。

何故かって?

2人でどれくらいまで遠くの探知が出来るか遊んでたからだ。

そしてここから狙撃するゲームをしてた。

これなら見張りもしながら遊べるもんな。

結果はエレードの方が遠くまで探知、狙撃が出来たが俺の方が精度はよかった。


ってかそんなのはどうでもいいわ。


「2人ともがMP無しって何してたんですか?」

目の前には鬼のリーリンがいる。

いや、たぶんそこまで怒ってはいないだろう。

優しいし。

うん、きっとそうだ。

そうに違いない。


「いや、こいつが暇って言うから。」

「ちょっと待って。あのゲームはハイドが言い出しただろ。」

「いやいやお前が暇っていうから仕方な


「つまり2人とも悪いということですね?」


圧がすごい。

高圧洗浄機くらいだ。


「いや

「そうですよね?」

「ハイ、」「ハイ、、」




数日後。

あんなことがあったけど、変わらずまた南下して行く。

すると、なにやら建造物のようなものが見えてくる。


「あ、魔人の街ですよ!」

「ほんとだ。取り敢えず遠目から観察しよう。それからゆっくり準備してから乗り込もう。」

「オッケー、俺達は前練習したから任せろ!」


こんなときにあのゲームが役立つとは。

「…そんなに大きくはないかな。ジニアリディタウンくらいかそれより少し大きいくらい?歩いている魔人とかはそんなに強くないから奇襲すればある程度は削れそう。」

エレードが報告する。

「んー、でも奇襲といっても街を1つ潰せるほどの力はないと思うけど…。」


「ん?ハイド、街の裏側に魔物の群勢がいない?」

エレードは何かを見つけたようだが、、

「んー、俺は見えないな。リーリンは?」

「私も見えないですね。」

俺達にはわからない。


「じゃあ、配置的に魔物が奇襲を仕掛けにいくんじゃないか?」

俺はそう推測した。


「え、魔物達は何を狙って?」

と聞いてくる。

「あー、それはたぶん復讐やら下剋上とかだろう。この辺りはまだ人間の領域に近いからあえて整備していないんだ。そうなるとこのあたりに住める魔人の数は限られてくるだろ?だから街を襲撃して奪うしかない。」

「え、じゃあ他の街に行けば良くない?」

「いや、そうでもないかな。俺ら人間は、今みたいに至る所に魔物がいたら怖いだろ?そこらじゅうに魔物がいることこそが天然の要塞になってるんだ。

 だから魔王はそれを狙って街に住める魔人を限定してあえて追い出してるんだ。」

俺は「あ、今のは推測だけどな。」と付け加える。


「そして魔物は強さで地位が決まるわけだから、今あの街を陥落させれば魔王にもその地位を認められるだろうし、どんどん街は強くなっていってまた要塞と化する。対人間を考えたときに勝手に強くなっていくから魔王的にも丁度いいだろうな。」


ここまで言い終えると、みんな納得したようだ。

「魔物同士仲間という訳でもないのですね。」

リーリンがいいところに気がつく。

「利害が一致しなければそうなるだろうな。俺ら人間でもそうだろ。」

「たしかに。じゃあ、魔物達が街を襲った後決着がついてから僕らが乗り込もう。」

「ラジャー!」

エレードは元気だな。


ー・ー・ー


「今から作戦を立てる!」

「はい。」

「まず、僕達も奇襲をしたい。だから先制攻撃は一気に攻撃したいのだけど、できる人ー?」


はーいと元気良くエレードが手を挙げる。

「俺は学校一の魔法使いだから攻撃魔法なら大体使えるよ!だから俺の必殺技の一つ【弾丸:レインブレット】で壊滅できるぞ!」

そういえばそんな肩書きがあったな。


「それはどういう魔法?」

「なんか指定範囲に雨みたいな魔法をたくさん撃つ!」

「な、なるほど。それでどれくらい削れる?」

「う〜ん、外にいるやつは大体死ぬ。建物も脆ければ貫通するよ!」

なかなかえぐいことを言うな。

というかそれは大型魔法だな。

消費MPは多いはずだけど大丈夫か?


そんなこんなで、みんなで作戦を練る。


「わかった。じゃあ、それでその後は…


みんなの意見をまとめると、意外といい作戦が出来た。

まあ、意見を言いまくってザキが混乱してたからな。

そりゃそうか。




俺達が作戦会議をしていた頃に魔物が街をおとしにいった。

「おおー、これが魔物同士の戦争か!」

「エレードさん、うるさいです。」

「スイマセン。」


「街側が勝つとは思うけどどれくらい接戦になるかで変わってくるね。」

ザキは次の事を考えている。

何処かのアホとは同じじゃないみたい。


遠くに見える街では魔法が飛び交い、魔物達は逃げ回り、追いかけ回したりでてんやわんやしている。

ただやはり街側の魔物達の方が優勢に見える。


と思った矢先、街が一瞬にして火の海と化した。

これで魔物側が有利になったか。


そんな中でも攻撃は飛び交う。

その約2分後、この街の長のような魔人が館から出てきたと思ったら、いきなり火が消えた。


「なんで火が消えたんだ?ハイド。」

「うーん、たぶんあの魔人がこのあたりの酸素を一箇所に固めたんだろうな。火は酸素が無いと燃えないだろ?」


「それはやばいかもね。」


「何故ですか?ザキさん。」

「ほら、僕達は人間だから酸素がないと呼吸ができなくなっちゃうでしょ?もしあの魔人に酸素を奪われたらどうするんだ?」

「あ、それなら多分私が対応できます。今回の場合だけかもしれないですが。…


また、作戦を練り直して行く。


ー・ー・ー


その後は順当に街側の魔物達が勝った。

だが、家は燃えて脆くなっている。

1つ、あの館を除いて。


「じゃあ、みんな準備はできた?」

「大丈夫です。」

「オッケーだよ!」

「俺もオッケー。」

「じゃあ、計画通り行くぞ!」

俺達は戦場へ歩み出す。



俺は街を見下ろすとまだ魔物達は慌てていた。

街の修復作業や怪我人の回復を行っているみたい。

好都合だ。


「心まで打ち砕け!【弾丸:レインブレット】」


俺が、銃弾のような雨を降らせる。

その雨はこの街だけ降っていた。

そして、まるでこの後の魔物達の心を表すかのように、家に穴が開き始めた。


ん、やっぱりあの館だけ傷ついていない。

周りに結界が張ってあるのか。


外からは魔人を見かけない。


たぶんあそこに魔物がたくさんいるのかな?



約1分後。

ほとんどの建物は崩壊し、外にいる魔物はいなくなった。

静かだ。

ただ静かだ。


よし、もういいかな。

俺のMPもそろそろキツくなってきてるし。


ー・ー・ー


雨が止み、僕達は走って館を目指す。

エレードの魔法は思っていたより遥かに強く、奇襲には十分すぎた。

上からエレードが降りてくる。


「結構MP使ったからあんまり戦えないかも。」

「わかった。じゃあ、ここからも予定通り動くけど柔軟にもいこう。」

「ということで俺は透明になって離れたところから殺してくわ。」

ハイドが透明になる。

ほんとに見えない。

「気をつけて。じゃあ、リーリン援護を頼む。いくぞ!」

「はい!」



館の扉を勢いよく開けると一斉に魔物達がこちらを見た。

ギロッと見る感じがやっぱり怖い。


「見ろ!人間が来たぞ!」

そう言って魔物達はこちらに襲いかかってくる。


なんていう言い方だ。

まるで餌みたいじゃないか。


そんなことを思った間にも襲われる。

先制攻撃は相手からだった。


「【攻撃:キャウレスライツ】」


それをリーリンが防いでくれる。

「【結界:マジックウォール】ザキさん、エレードさんボーっとしてますと死にますよ!」

「悪かった。行くぞエレード。」


僕は走り出す。

魔物との距離は縮まっていき、剣の間合いに入った途端にはもう切れていた。


僕だって負けていない。

まだまだ余裕で切れる。


だがしかし、魔物は斬っても斬っても無数にいる。

このまま斬り続けるのはとてとじゃないが現実的じゃない。

それでも僕は斬り続ける。

斬って斬って斬りまくって、走って走って走り回って。

勢いのままつっきていく。

その間も魔法が飛んできてその度リーリンが防いでいく。


しかし、多勢に無勢。

魔物の1人が背後から鋭い槍先のような腕をザキに突き刺そうとせまる。

その刃はザキの首元を狙っていた。


「ザキさん、後ろ!」


…これは避けきれないな。

だけど、体勢を崩すことはなんとしても避けたい。


その刃は首に刺さることなく直前で止まった。

そのまま振り返って斬る。


よかった、リーリンの結界があって。


「【補助:ムーブメントアシスタンス】」

体が軽くなって剣が振りやすい。

 一歩踏み出すだけで一瞬で間合いを詰められる。


その後も僕の間合いに入ったものは次々と斬られて塵になっていく。


「【攻撃:キャウレスライツ】」


その光線は数十本現れて魔物を次々貫通していく。

「ようやく、調子が戻ってきたぜ!」

いつも通りの元気なエレードだ。


魔法は止まることを知らず、確実に急所を狙って駆け抜ける。


これなら速く片付けられる。

でもハイドが全然戻ってきていない。


その瞬間、魔物のほとんどが床に倒れた。


ー・ー・ー


「ということで俺は透明になって離れたところから殺していくわ。【透明:トランズミット】」

「気をつけて。…

ザキの言葉を背中に受けながら走り出す。


とりあえず裏口があるからそこから入ってみよう。

探知した感じそこに魔物は固まってないみたいだから慎重に行けば見つからないだろう。


俺は館の外を周って裏口へと移動する。

地面がボコボコで走りずらい。


走っている途中、遠くの物陰のところに白い兎がいた。

兎って幸運の象徴だったっけ?

あ、いややっぱ幸運の象徴じゃなかった気がする。

確か…なんだったっけ。

聞いたことあるはずなんだけどな。

…まあ、今はいいや。



裏口につく。

扉の向こう側に誰もいないことを探知してからそーっと裏口を開けた。

この館は2階までしかないがとても広く、ここに逃げ込んだ大量の魔物達は一階にいる。


2階には魔物の姿は視えない。

いや、ちょっと広すぎて探知仕切れない。


でもまあ、そもそも2階にはこの館の関係者しか入れないのかもしれない。


…というか魔物がソファでくつろいでいてなんだか不思議な気持ちだ。


と、ここでザキ達が倒し始めて魔物達が荒れ狂っている。


久しぶりに使うな。

俺は先にザキ達に【呪い:パラシディック】をかけて位置がわかるようになっていたため、そこにザキ達がいないのを確認してから使う。


「【呪い:ヒプノシス】」


魔物の殆どが床に倒れた。

いや、寝たのだった。


「【呪い:コンストラクション】」


その瞬間、眠っていた魔物の1人がバンッと破裂した。またバンッ、バンッと破裂していく。


「【呪い:コンストラクション】」

また1人、また1人と大きな音を立て消える。


相変わらず卑怯なコンボだ。

【コンストラクション】は相手を圧縮させ破裂させるが相手に抵抗の意志があれば簡単に防がれてしまう。しかし、寝ているのなら関係ない。




「【呪い:コンストラクション】」

最後の魔物がバンッと破裂する。

そして静寂が訪れる。


その頃にはザキ達と合流していた。


「これで終わりだな。」

「おー!ハイドカッケーじゃん!どうやったんだ?」

「それは秘密だ。」

「なんでー。」

エレードが落ち込む。


リーリンが俺らを見回しながら喋り出す。

「みんなさん、怪我は無いですか?特にザキさん。」


その瞬間、

トン、トン、トンと音が鳴る。

それは靴が地面に着く音。

それは意図的になっている音。

それは静かな怒りを込めている音。


その音はだんだん近づいてくる。


音の方を見れば、3人の魔人が階段の上から降りてきていた。

「あたりが騒がしくなったと思えば静かになった。そしてそこにいるのは4人の人間。…君達は理解しているのかい?」


「何がだ。」

ザキが応答する。

魔人はその問いに静かに答える。

「自分達がした行いの名を。」


ザキはあえて大きな声で話す。

「その名は、偉業だよ。僕達が魔王討伐のためにした行いだ。」

魔人は俺らに教える。

「いや、その名は、“殺人”というのだよ。君達が反乱するためにした行いだ。」


そして魔人達は宙に浮く。


「強奪の名を持つ私が、お前らの命を強奪してやろう。殺人という罪の罰のために。」

そう言って魔人の手の平が俺達の方へ向く。


俺達は今、裁かれようとしている。

その魔人達によって。


「【奪盗:エクストーション】」

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