知らないふりをして正気を保つ

明らかにおかしなことが起きているのに、それは猫だと信ずることで正気を保つ主人公の心理が、日常の中のホラー!という感じでとても怖かった。

最後、主人公の諦観と絶望が詩的な文章で綴られていて、とても素敵でした。

あと、猫の描写がリアルで、実家で飼っている猫を思い出しました。笑 

猫を飼ったことのある人だと、余計没入して読める小説だと思います。