20XX年 12月7日 タイトル『生活』
SGを倒したわたしは暇を持て余していた。
今日は休暇をとって自分のしたいことをしている。
この日記も早めに書いている。
SG……スキアグローだが、人類が核戦争をした後に現れた敵勢勢力ということは分かっている。
だが、その正体に迫る人はまだいない。
研究者もいないが、前線司令部がその役割を担っている。
裁縫をしている間にパソコンがCGでスキアの存在を探らせているが、その存在に疑念が残る。
なぜ
そもそもあれはなんなのか。
調べてみる価値はある。
明日は図書館に行って調べてみようと思う。
願わくば戦いのない世界にならんことを。
家事をした。
ええ。家事をしました。
結果はなぜか片付ける前よりも物で溢れるし、料理は焦がすし。
やっぱりわたしは家事をするべきじゃないと分かった。
今度、家事代行サービスでも頼もうかしら?
また出費が増える。
これでは母への仕送りも少なくなる。
弟が来年大学受験だというのに。
わたしには戦う以外の才能がなかったから、大学に行って欲しい。
そのためにはもっと稼がないと。
一応、頭を使わずに稼げるのは軍人だったから。
生活のためだよ。
――――――――――ここでやぶれている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます