第7話 女神様は華麗に変身! (3)
「ふっ、ふふふ」
僕の問いかけに対して満身の笑み……女神の微笑みと言う奴をくれる何太后さまへと僕は更に自分の口を開き。
「何でぇ~、何太后さまは女神化しているの!?」と尋ね。
「何太后さま、今僕が立つこの世界は夢の中ですよね?」
僕は彼女へと更に尋ねてみた。
「……朕のこの容姿は、ヒューマンの姿からエルフへとお主の願望と性欲……。愛情心でわらわは女神化したのじゃよ」
すると何太后さまは自身の麗しい顔……。雪のような肌をポッ! と桜色に染めながら説明をしてくれたのだが。
彼女の僕への説明の方はこれで終わる訳でなく。
「
まだどうみても二十代前半にしか見えない、妖艶で麗しい何太后さまは、異世界ファンタジーな冒険譚のヒロインだと僕に宣言をして、彼女へと悪事をした僕に生涯寄り添い尽くし、養えと下知をくだしてきた。
だから僕はまた「えぇ、えええっ! うそでしょう~、何太后さま~?」と絶叫交じりで尋ねた。
「うぅん、本当だ
僕が驚愕しながら尋ね返しても、やはり彼女は生涯をかけて償い、養えと。今の異世界ファンタジーの冒険譚の流行り? そう押しかけ女房を任意ではなく、強制してきた。
だから僕は何太后さまへと「はい、わかりました」と了承した告げ。
「僕自身もよきパートナーになれるようにがんばりますから、よろしくおねがいします」と彼女へと頭を下げた。
「さて、二人で協力して魔のお主を消滅させますかね」
僕が何太后さまへと丁寧に頭を下げ、今後ともよろしく、よい伴侶になりますからと誓えば。何太后さまはまた僕への恨み……。僕のことを消滅させると告げてくるから。
「えぇ、ええええええっ! 何太后さまは~、僕が何かしら、貴女にした悪しき行為を許して、今後は枕元に立ち生気、精気を吸わないと言ってくれたじゃないですか~!」
僕は背後に悪の軍師、宰相の李儒が立って「うがぁ、あああっ!」、「がぁ、おぉ、おおおっ!」と咆哮──威嚇をしてこようとも無視して何太后さまへと絶叫交じりで尋ねた。
「……ん? 朕がいつ
しかし彼女はこの通りで、僕の問いかけに対して可愛く首を傾げるから。僕の頬はポッ! と桜色に染まり、何太后さまに魅入ってしまうけれど。自分の首を振り、我に返ると。
「先ほど悪の僕を倒すと、何太后さまは言ったではなないですか?」と再度尋ねる。
「ああ~、そのことですか~、
僕の問いかけに対して何太后さまは、なぁ~ん、だ! と言いたい、お顔をされると。
「朕が夫婦で初めての共同作業をしようと、
何太后さまは僕の後方で吠え、威嚇をしているス○ーウォーズの○ースベイダー卿みたいな悪者は。前世の僕の悪しき心だと教えてくれた。
「えぇ、ええええええっ! うそ~! うそでしょう~、何太后さま~~~!?」
僕はまた絶叫交じりの声音で尋ねた。
「うぅん、本当じゃ。あれは
しかし彼女は僕がこの場の騒動で、すっかり忘れていたことを思い出す台詞を返してくれた。
「あっ!」
僕は驚嘆して「そういえば、そうでした……」と言葉を返すと。
僕は後ろを振り向いて「何太后さま、あんな巨大な化け物をどうやって倒すのですか?」と、困惑しながら尋ねるのだった。
◇◇◇
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