第8話 ゲームのキャラへと変身?
「何太后さま?」
「……何ですか、
「あの、ですね?」
「はい?」
「なんか、僕の容姿なのですが?」
「……
只今の僕の容姿……。
まあ、みなさんも傍から、遠目から見て確認すればわかる通りだ。
僕の容姿は以前とは違う、異形化──!
如何にも異世界ファンタジーなゲームの世界……異世界冒険譚らしい容姿へと、
でも僕は異世界ファンタジー仕様へとスキルアップ変身した自分の容姿に不満があるから。
「なんか僕の容姿なのですが……。悪役ポイ色合いと言うか? 黒の中華仕様の魔法ロープ……。それもチャイナドレスのミニスカートって……。特に黒の色合いがメインだと司馬懿仲達ポイのですが、何太后さま……。あの、僕の魔法ロープは白色とか、銀色とか、金色の煌びやか、神々しい色合いはとかはなかったのですか?」
僕は自分の顔をピクピクと引き攣らせながら何太后さまへと尋ねた。
それも今の僕の容姿が本当に可愛いからと、只今戦の最中……。
そう前世の僕らしい……と言うか? 僕の心の奥底にある悪しき思いの結晶体が魔物化して○ースベイダ卿のような魔人……。ボスモンスター化した者の目から速射される光○力ビームのような破壊光線を「あわ、わわわ」と声を漏らしながら。
僕の背後から抱き付き頬や耳、首筋へと接吻──! チュチュの雨嵐を降り注ぐ何太后さまを背に背負いながら回避しつつ尋ねた。
「……ん? ゲームの中での
でも
しかし僕の顔や声を見て聞けばわかる通りだ。
僕は自分の頬を可愛く膨らませているから。
「えぇ~、そうでしたっけぇ~?」と言葉を漏らして。
「何太后さま~、僕は董卓陣営のキャラはほとんど使用したこともなく、ゲーム内の倉庫──イベントリへと入れ、放置状態でしたからよく覚えていないです」と。
まあ、三国志物や織田信長物の歴史戦略SGLゲームやRPGゲーム、格闘ゲームをプレイしたことがある人達ならばわかる通りだ。
自分が気に入らない、趣味ではないキャラは、制作者側の熱意や苦労、愛情なども無視して、そのキャラの特徴……。容姿や能力の確認の方も余りしなでイベントリへと入れ、放置の方をほとんどのプレイヤー達がおこなうと思うから?
僕もみなさんと一緒で李儒の特徴は余り覚えてはいない……。只ダークエルフの妖艶なお姉さまだった気がするのは、僕の勘違いなのだろうか? と思えば。
「
何太后さまが背後から呼ぶから。
「何ですか、何太后さま~?」
僕は不満のある声音で彼女へと言葉を返すと。
「それと~、何太后さま~、あのですね~? 頼むから僕の頬や耳、首筋にキスやペロペロと貴女の舌を使用して舐めないでください。僕はくすぐったいですから~! それに只今は戦時下ー! 僕は貴女にそんな魅惑的なことをされると
僕は更に何太后さまへと不満を申して、「それはそうと何ですか~?」と再度尋ねた。
「ああ、
何太后さまは言葉を返すと。
「
だから僕は、じゃ致し方がないかことだと諦めることにするのだった。
◇◇◇
(お願い)
レヴュー・星・感想・ハート等を軽い気持ちで頂けると励みになりますのでよろしくお願いしますm(_ _"m)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます