第6話 女神様は華麗に変身! (2)
「何だぁああああああっ、こいつはぁああああああっ!?」
僕は超がつくほど悪役へと変わった巨大な李儒の奴……。
そう僕のスリーパーホールドを強引に解き、突き飛ばして、城壁の下からあいつは立って「うぉおおおっ!」、「うがぁ、あああっ!」と吠え、僕に威嚇をしてくるから驚愕したのが前回の続きでね。
その後の僕はと言うと?
まあ、異世界ファンタジーな冒険譚にはよくある話でね。生身の
まあ、続いた……。
でもさ、今までの僕の夢……。悪夢とは違い。この度は異世界……? それともアプリケーションゲームの中なのかな?
僕は強引にこの世界へと呼ばれ、召喚をされた訳だから。神さま、女神さまの恩赦、祝福を受けることが可能なヒーローさまとして導かれた訳だから。
「
そう、今まで自分の顔が潰れ、血まみれ……悲惨な形相でいたはずの何太后さまの容姿が神々しく輝き始めると。彼女の小顔に、今まで無かったはずの大きな耳……。日本男児達が大好きで仕方がないエルフ耳……。何太后さまは精霊種、女神さまの天下無敵の可愛い耳を装備して、呆然と佇んでいる僕の後方へと達──お礼を告げてきた。
だから僕は後ろを振り返り「えぇ、えええっ! 何で何太后が僕の後ろにー!」と驚嘆して尋ねたのだった。
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