12/13 世にも奇妙なBGM
執筆をするときは、音楽を聴くようにしています。「日本語の歌詞が入っていない曲」だったら、洋楽でもインストゥルメンタルでもクラシックでも、特に気にせず聴いています。
ただ、「この話を書くときは、この音楽」というような指針は決めています。いわゆるルーティーンのように、執筆のスイッチが入るような気がして。
例えば、『日常キリトリ線』のエピソードを書く時は、『ポプテピピック』や『おそ松さん』のようなギャグアニメのサントラを選曲しています。コミカルさを出したくて。また、犯罪関係の話は、そのまんま、クライムアクション映画のサントラを流しますね。『スティング』や『レザボア・ドッグス』のような。
ただ、自分でもなんでその選曲になったのか、よく分かっていないのが、二文字タイトルの語り掛ける系ホラー作品を書く時は、海外のインディーズゲームのサントラを流す、というものです。例えば、『UNDERTALE』や『VA-11 Hall-A』『カップヘッド』などなど。
確か、『UNDERTALE』のサントラ、めっちゃいいよみたいな話を聞いたときに、語り掛ける系ホラー短編集の『蜘蛛ノ巣短奇譚』を書こうと思っていたので、それを聞きながら……というような流れだった気がします。つまりは、雰囲気重視とか全然ないのです。
そのため、「日本が舞台の作品なのに、海外インディーズゲームってどうなんだ?」という妙な疑問が自分の中でも芽生えて、ドラマのサントラとかいいかもなぁと、Spotifyを探ってみました。
すると見つけたのです。『世にも奇妙な物語』のサントラが。丁度良い! と飛びつきました。最初に流れる、お馴染みのあの曲。テンションが上がりました。
しかし、すぐに手が止まってしまうのです。雰囲気ぴったりなのに、なぜか、書くのが進まない。お馴染みのあの曲過ぎて、ドラマの好きなシーンとかが、頭に流れるから? 全部で三十三分ほどのアルバムだから、すぐに飽きてしまった? 理由は、多々あると思います。
結局、海外のインディーズゲームのサントラに戻ってきました。こっちの方が慣れているから、というのはあるのですが、私はこれで聞いているサントラの元のゲームをやったことがないので、執筆だけに集中できるのも、大きいのだと思います。
……ゲームは、すごく苦手なので、全然やったことないのですよ。先ほどからさんざん名前を出していた『UNDERTALE』も、なんとなくのストーリーとキャラクターしか知りません。名作らしいですけどねぇ。
そんなこんなで書いていた、「タイトル二文字」で「語り掛ける系ホラー」がこちら。
・「禁足」
→https://kakuyomu.jp/works/16818093083185179033
山の中腹にある一軒家で暮らす「私」。彼女の悩みは、夜中の侵入者が絶えないことだった。
「【公式自主企画】怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」の最終日に出した一作で、これまでは色々変化球なホラーを書いてきたけれど、ここはもっとストレートなホラーにしてみようということで、こうなりました。いや、振り返ってみると、「ストレートか?」とはなるのですが、まあ、当時はストレートだと思ったんです。
これを書いていた当時は、『Pizza Tower』のサントラを滅茶苦茶聴いていましたね。すごくかっこいい曲ばかりで、テンションが上がります。しかもアルバムも三時間越えのボリューム。同じサントラばかり聞いていて、マンネリ化していたころでもあったので、ここでの新風は大きな助けになりました。
でも、そろそろ新しいサントラも取り入れたいところ。元々ゲームに明るくないので、「海外のインディーズゲーム」にはどんなのがあるのかよく知らないのですが、いつか見つけて、取り入れたいですね。では。
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