12/12 三題噺のススメ
「同題異話」という、タイトル統一自主企画をしているとあって、私は、織田石張りあり自主企画があります。特に、三題噺は、全く関係のない三つのお題をどうやって組み合わせるのかに頭を悩ませるのも、また楽しんでいます。
今回紹介するのは、三題噺自主企画に参加した時のこちら。
・「明暗」
→https://kakuyomu.jp/works/16818093082853344042
夢の中で、明治時代の大きなお屋敷の子供になっていた「僕」。「僕」はなぜか、非常に暗いこの屋敷から出て行かなければと思う。
柴田恭太朗様による自主企画「【三題噺 #75】「門」「こころ」「明暗」」への参加作品でもあります。こちらのお題三つでピンときた方もいると思いますが、夏目漱石をテーマにして、その著作から来ています。
柴田さんは一週間ずつお題を上げているというストロングスタイル自主企画を行っています。カクヨムコン期間中はお休みしているようですが。私は毎回参加しているわけではないのですが、たまたま自主企画一覧にあるこの三つを見て、「これは!」と思って、すぐに参加を決めました。
ちょうどその時期、「【公式自主企画】怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」と毎日執筆キャンペーンもやっていましたので、すぐにホラージャンルにしようと決めました。というか、この「【公式自主企画】怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」と毎日執筆キャンペーンって、何度も出てきますね。このエッセイのレギュラーになっています。
私は、「あんまり有名な小説のタイトルとは被らないようにしよう」とは思っていたのですが、今回は夏目漱石に敬意を表して、「明暗」をそのまま使ったタイトルにしています。まあ、その著作からホラーを書くなんて言うのも、罰当たりな気もしますが、それは置いといて。
そして、「せっかくだから」精神で、漱石のお題にはない著作やイメージする単語もあちこちに入れています。キャッチコピーと書き出しは『夢十夜』の「こんな夢を見た」ですし、『吾輩は猫である』『坊ちゃん』の初期作品、『倫敦塔』のようなショートショート、『硝子戸の中』のようなエッセイも含めてみたつもりです。え? 全部読んだかって? それは訊かない約束でしょう。
もう一つ、柴田さんの文豪三題噺シリーズに、もう一作参加しているものがあるのですが、それはまだ未編集で公開をしていない状態なので、また別の機会に。
三題噺も、即興と同じく、考えるのは大変ですが、自分の知らない引き出しを出す感覚が、たまらなく好きです。また、チャンスがあれば参加したいですねぇ。
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