12/5 今年の夏も暑かった


 冬が深まり、段々と冷え込みが厳しくなっていますが、今年の夏を思い出してみましょう。

 今年の夏も、暑かったです。気温的なこともそうですが、オリンピックや大谷さんの新記録でも熱かった。あと、個人的なことですが、七月にコロナに罹り高熱で魘されていましたので、私も熱かった。……これは並列で語られるような良いことではないのですが。


 さて、今年の八月について、もうちょっと振り返ってみます。

 八月にスタートさせた同題異話のタイトルは、「沸騰する祭×去らない熱」でした。もうね、毎年のように猛暑だ、酷暑だ、言われ続けていますからね、「沸騰」と「熱」でさらにホットにしちゃおうか、みたいな発想のタイトルでした。


 作中舞台が二〇〇七年の『永遠と横道世之介』では、七月のタイトルが「猛暑一年」だったはずです。いつの間にか、人々の間に馴染んていた「猛暑」という言葉ですが、おそらく、誕生してから二十年も経っていないのですね。それを待たずして、「酷暑」という言葉が生まれて、それもいつの間にか浸透しちゃうのでしょう。

 まあ、もはや「地球温暖化」ではなく、「地球沸騰化」とか言われていますからね。あれ? 人類、詰んでる?


 えー、恐ろしい事態に気付いたところで、宣伝です。

 八月の同題異話用に書き下ろした一作を、カクヨムコンの短編部門に応募させました。


・「沸騰する祭×去らない熱」

https://kakuyomu.jp/works/16818093083811013401


 ことよ商店街にある中華店の華華。そこの二階で、朋華は一人、この夏をうだうだと過ごしていた。その原因は、彼女の大失恋にあり……。そんなある時、商店街で最大の祭り「蜃気楼祭」が開かれると、耳にする。

 四月より連作短編のような形で書き進めていたことよ商店街のお話も、八月で五作目です。主人公を変えながら、商店街の全貌を描き出しているのですが、大変ながらも楽しくて手ごたえのある執筆です。


 再公開にするにあたって、一番変更したのは、ジャンルですね。元々は現代ファンタジーでしたが、恋愛に変更しまして、コンテストの応募ジャンルも恋愛にしました。

 そんなに連居合指定中もなぁ、そもそも主人公の失恋スタートの話だしなぁと思っていたのですが、最近、川上弘美さんや森絵都さんの小説を読んで、感化されて、「これも恋愛だ!」と思い立ちました。


 これによって新たな読者獲得になるかもしれませんし、これが吉と出るのか、凶と出るのか、ドキドキしながら見守りたいです。




















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