ShowTime4:許嫁対策
あれから僕は怪盗としての仕事に対して何のためらいもなく続けた。
これで困っている人がたくさん救えたと思うとちょっと嬉しいかも・・・。
ーーーーー
父に呼ばれた僕は、書斎に座っている父から衝撃の一言を聞いた。
「そろそろお前にも許嫁を紹介してやろうかと思ってな?」
「え?お父様、今なんと言いました?気のせいでしょうか?許嫁という言葉が聞こえたのですが?」
「気のせいではない!お前も立派な男だから許嫁を紹介しようと思っているんだ!」
「な、な、なんですってえええええええええええええええ!?」
頭が混乱している!?
この僕に許嫁だってえええええ!?
前世では高校時代に片思いしていた子はいたけど、結局告白する勇気が無くてそのまま卒業しちゃったのは心残りとして残った僕に許嫁だってえええええ!?
嬉しいようなそうでないような・・・。
これが貴族という物なのか!?
で、でもまだ7歳なのに、許嫁って・・・。
ーーーーー
父からの話が終わってから僕はハラハラしていて落ち着かなかった。
何て言ったって許嫁だからな・・・。
お父様が言うには許嫁の子が来るのは一週間後って言ってたし・・・。
どうしたものか・・・。
「リクト様、落ち着いてください」
「ルルナ!僕どうしよう!!」
専属のメイドであるルルナに泣き縋るなんて、主人として情けないな僕は・・・。
いや、でもそれなりにおもてなししないと・・・。
来た際に何かしてあげないとな・・・。
そうだ!
「ルルナ!今か僕と買い物行かない!?」
「え?は、はい!喜んで!!」
僕はルルナを連れて王都の街へ買い物に出かけた。
転生怪盗~警察官、異世界では大怪盗に生まれ変わる~ 竜ヶ崎彰 @dorago95
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