第七話 仲間と冒険
アリスと仲間になってから仲間になった翌日
俺はさらなる強さと、レベル上げのために早速ダンジョンへと向かった後
このダンジョンは15階層まてあるらしく
今日の目標は第三階層まて行くことだ
きっと3階層まだ行けば、今までよりも強い魔物がいることだろう それにAランクの治癒魔法使いもいることだ 大丈夫だろう
「今日はダンジョンの3階層まで行こうと思う どうだ?」
「いいですね! 隼人さんのレベル上げにも丁度いいですしね」
「そういえば、アリスのレベルはどのくらいなんだ? まだ聞いていなかったな」
「私ですか? 今のレベルは63です」
63… 高すぎないか? これでは俺が足手まといなんじゃ…
「大丈夫ですよ! 隼人さんならすぐに上がりますって!」
まあ…頑張ればそのうち
上がることだしな…
というか、彼女には俺の創造魔法のこと行った方がいいのだろうか?
でも、この魔法はあまりバレたくないし…
ただこれから一緒に冒険する仲だしな…
「アリス、ちょっといいか?」
「? なんですか?」
「俺の魔法のことについてだ」
「火属性ですよね? もう知ってますよ」
俺はそこら辺の壁に向かって魔法を放つ
「アイシクルランス」
すると氷の刃が壁に衝突する
「え…? 今のは氷魔法… 隼人さん属性2つ持ちなんですか!?」
「違うんだ 俺には特別な魔法がある
創造魔法だ この魔法は属性関係なく魔法を作ることができる」
「属性関係なく? そんなことがあり得るんですか!?」
「ああ 黙っていてすまない」
少し気まずい沈黙が流れる
気持ち悪がられただろうか 全ての魔法が使えるなんて
「ふふ 隼人さんは本当にすごいですね でも、どんなことがあっても私は隼人さんについていきますよ 」
「ああ… ありがとう」
「それじゃ、行きましょうか」
「ああ」
彼女は優しかった 人の優しさは心にしみる
そんなことを考えながら俺たちはダンジョンへと足を踏み入れた
一階層は特に変わった魔物もいなかった
流石に最初から強い魔物は出ないらしい
2階層から少し様子が変わってきた
普段地上では見ないような魔物が見えてきた
「隼人さん! 前からスケルトンがきます!」
スケルトンか… なんとなくだか光系の魔法に弱そうだな そこで俺は新しい魔法を放つ
「ライトニングブラスト!」
魔法はスケルトンに直撃しそのままスケルトンは跡形もなく崩れた
「な…なんですか、今の魔法は!?」
「俺が新しく作った魔法だ 光魔法と雷魔法の掛け合わせだ」
そう 創造魔法のレベルが上がってからより高度な魔法も作れるようになった
今の魔法がそのひとつだ 2つの魔法を掛け合わせることもできるようになった
「そ、そんなことまでできるなんて…とてもEランクとは思えませんね…」
そういえば今回はギルドから依頼を受けてきている 3階層に出現するタイガーウルフの撃破だ 本当はランクCの魔物らしいのだが…
アリスのおかげで受けることができた
一緒にパーティーを組むと言ったら結構驚かれていたが… この際気にすることではない
すると一際大きな扉にたどり着いた
「1階層にはなかったけどなんだ…これは?」
「これはボス部屋ですね 2階層からは出現するようになっているんです」
「つまり、この中の魔物を倒さないと3階層までいけないのか…」
「ですが、ボスと言ってもまだ2階層なので、 確か…オークリザスターとかだったはずです」
オークリザスターか… オークの上位種 駆け出しの冒険者には少し辛いが、今の俺なら別に大丈夫だろう
ただ攻撃役は俺しかいない アリスはAランクとは言っても治癒魔法使いだ…
俺がしっかりしなければ 気を抜かずに行こう
そう思い扉を開けるとそこに待っていたのは確かにオークだった… ただ…
「あれは…オークキング!? なんでこの階層に!?」
聞いたことがある オークキング…オークの王
「一度引き返しましょう! ギルドに報告をして、それから…」
確かに一度引き返すのが1番いいだろう ただ
「いや! ここで倒す こいつを!」
ここで逃げたらこの先強くはなれない そんな気がした
そして予期せぬ戦いは始まった
異世界で始める新生活〜神からもらった魔法で異世界を謳歌します〜 @hiroya777
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