第6話
______プルルルルルル
ポケットに入ってるスマホの着信音で目が覚める。
辺りはちゃんと朝の明るさになっていた。
スマホの画面には『虎太郎』という文字が。
「もしもし」
『もしもしじゃねぇー!!!もう9時になりますけど!?』
朝から元気な虎太郎の声に思わずスマホを耳から離す。
「声でか、うるさ」
『うるさ、じゃねぇよ!今日は転校生が来るって話昨日しただろ!?なのに遅刻なんてことがあるか!』
「悪い、普通に寝てた」
『このお寝坊さん!早く学校来いよ!もう転校生来てるぞ!』
「わかったわかった」
『待ってるから!』
通話を切って立ち上がる。
軽く伸びをして学校へ向かった。
虎太郎があんなに元気に電話してきたってことはきっと転校生は期待していたような奴だったんだろう。
きっと学校に行ったらすぐに転校生の話を聞かされるに違いない。
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