第5話
まだ少し肌寒い朝。
目を開けると見慣れた天井。
見慣れてて嫌いな部屋の天井だ。
時計を確認すれば朝の4時半。
眠れないのはいつものこと。
ベットから出て、出かける準備をして家を出た。
外はまだ薄暗くて、少しずつ明るくなってきたころ。
こんな時間に外に出てもやってる店もなければ学校も空いてないから暇になる。
でもあの家にいるよりはマシだ。
向かう先は公園。
いろんな店が立ち並ぶ繁華街から少し離れた場所にあるその公園は、俺が中学生のころからよく行く公園だ。
「…さむ」
まだ太陽ができってないこの時間は肌寒い。
カーディガンじゃ足りなかったか…。
公園のベンチに寝転がって目を閉じる。
この時間は静かでいい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます