第4話
ドカッ バシッ ドンッ
痛い やめて 苦しい
あぁ、これは夢だ。
またこの夢か。
夢とわかっていても終われないのがもどかしい。
「俺はおまえのためを思ってこんなことをしてるんだ。」
「ごめんなさいッ、ごめんなさいッ」
「俺だってこんなことしたくないんだ。おまえが使えないせいで痛い思いをするんだぞ?」
「ごめんなさい、今度はうまくやるから、もう許してください」
「ダメだ。今回はお仕置きだけじゃない、もうミスしないように罰を受けてもらう。」
「ごめんなさいもう二度と失敗しないようにするから許してください」
必死に謝ってもコノヒトは許してくれない。
そんなことはわかってても必死に謝る自分。
薄暗い部屋の中でキラリと光る刃物。
前にやられたやつもまだ治ってないけど、また新しいのが増える。
痛い怖い痛い痛い怖い痛い痛い
あぁ、誰か、誰か早く、俺を終わらせて____
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