第15話:宿泊施設建設計画、改造開始!
「癒しと飯だけじゃまだ足りない。冒険者たちを泊めることで、もっと長時間ポイントを稼ぐ仕組みが必要だ」
冒険者たちの間で「飯ダンジョン」として評判を集めていた光三郎のダンジョン。その魅力は、癒しの温泉と絶品の食事が楽しめる点で、多くの冒険者を惹きつけていた。しかし、光三郎はさらなる発展を目指し、訪れる冒険者が長期滞在できる宿泊施設を温泉エリアに融合させることを決意した。
宿泊施設を作るにあたり、光三郎は効率的な運営を考え、客室の種類ごとに必要な設備とポイント(DP)を細かく設定することにした。
大部屋(850DP/1部屋)
グループ向けのリーズナブルな部屋。ベッドが横並びに配置され、テーブルとランプを完備。
デラックスルーム(400DP/1部屋)
個室で、柔らかなソファや装飾付きのベッドを完備。プライベート空間を求める冒険者向け。
スイートルーム(800DP/1部屋)
高級感のある広々とした部屋。リビングスペースや専用温泉、特製寝具を備え、最高の癒しを提供。
宿泊施設には、冒険者がリラックスできる共用エリアも設けられている。
温泉エリアを補完する形で、以下の共用エリアが整備された。
ロビー(500DP)
冒険者同士が交流できる空間。受付が設置されており、簡易テーブルゲームや観葉植物がリラックス効果を演出する。
リラクゼーションエリア(1000DP)
温泉やサウナ、マッサージチェアを備えた癒しの空間。宿泊者専用エリアとして、より静かな環境が提供されている。
レストラン(800DP)
温泉エリアの食事スペースを統合し、新たに設置された本格的な飲食エリア。冒険者の好みに応じて、シンプルな料理から豪華なフルコースまで提供可能。
効率的かつ魅力的な運営を実現するため、以下のモンスターが配置された。
スライムバトラー(15DP/1体 × 3体)
レストランでの配膳を担当。愛らしい動きで宿泊者を癒す。
コボルトスタッフ(25DP/1体 × 2体)
部屋の清掃や荷物運び、宿泊者への案内を担当。勤勉。
妖精リリィ
宿泊施設全体の管理を行い、スタッフへの指示や宿泊者への対応を担う。リラクゼーションエリアの案内役としても活躍。
光三郎は温泉エリアと宿泊施設を自然に融合させる設計を行い、施設を完成させた。温泉エリアを抜けた先にロビーが広がり、そこから客室やリラクゼーションエリア、レストランへとスムーズにアクセスできる構造となっている。
施設全体は木のぬくもりを基調としたデザインで、温泉からそのまま宿泊エリアに移動しても癒しの雰囲気が途切れないよう工夫されている。スイートルームでは専用温泉を楽しめ、デラックスルームや大部屋ではそれぞれのニーズに合った快適な空間が提供される。
ロビーでは、スライムバトラーが冒険者を出迎え、リリィが案内役を務める。温泉エリアから戻った宿泊者がレストランで食事を楽しみ、そのまま客室で休息を取る流れが自然にできあがっている。
新設されたレストランは、冒険者にとって魅力的な要素の一つとなった。スライムバトラーが配膳を担当し、妖精リリィが宿泊者の希望に応じた料理を提案する。
メニューはこれでまでどおり味噌汁セットや、デザート、お金はかかるが既存のフルコース用意されている。
「すごいです!とても素敵な宿泊施設ができましたね!」
「だろ?冒険者たちが喜ぶだけじゃなく、ここに泊まることで長期的にポイントが稼げる仕組みだ」
「私、みんなをしっかり案内して癒してあげますね!」
リリィは早速、スライムバトラーやコボルトスタッフに業務の説明を始めた。
宿泊施設が完成し、光三郎はその全体像を満足げに見渡した。
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