第2話俺異世界に転送されます
なんだよ、ここはまた知らない場所だ。
うん?なんかうるさいぞ。
「アレシア様転送の儀成功したぞ」
「さすがは我が国の王女様だ」
「よくやった!アレシア」
「ありがとうございます。お父様」
「あんたら誰だよ。そしてここはどこなんだ?」
すると近くに居たきしが、
「貴様、王女殿下に対して無礼だぞ」
「別にいいですので気にしないでください。私の名前はアレシア・トラギウスです。この国の第1王女です。よろしくお願いします。あなたは?」
そう言い、淡麗な女の子が前に出てくる。
「俺の名前は東宗次と言うんだ。よろしくな」
「宗次が家名ですか?珍しいですね」
「いや宗次が名前だ」
「申し訳ございません。」
「別にいいですがここについて説明をお願いしても宜しいですか?」
この国はグルレシア王国と言って数ある国の中ではかなり上位の方にある国で場所的には一番南にあるらしい。
「すいません。鑑定しても構わないでしょうか?」
そう言いながら水晶を持って言う。
「あっはいお願いします。」
東宗次
Lv1 HP500 AT50
MP80,000 適正魔法 水 氷
スキル「王令」
王令?どういうスキルなんだこれ
スキルの詳細とかないのか。クソ、あの女神ちゃんとしろよな。
「あの〜もしかして英雄様ですか?」
は?
「何を言っているんだい?僕は普通の人だよ」
なんで、そんなことを思うんだ?
「普通の人はまず魔法陣からは出てきません。あと普通の人ではありえないんですよ。その魔力の数値」
そうなのか〜そこはちゃんと壊れてるんだな
うん?
「どうかなさいましたか?」
「いやなんもないよ」
今視線を感じたような気が・・・
場面は変わり国王の部屋
「クソが!あのガキいきなり出てきてふざけおって。わしのアレシアに色目を使いおって普通ならば処刑にしているところだ!アレシアお主はわし以外のものにはなるな。お前はわしだけのものじゃ」・・・・
はぁスキルと分からねぇし何したらいいんだよ
とりあえず仲間作りなのか?
「そんなとこで隠れて何してるんだ?アレシア」
「いや別にその仲間に入れて欲しいとかではないんですがどうしても仲間になって欲しいなら仲間になってもいいですよ。」
頬を赤らめながら言う。
「ほんとか!?」
俺はアレシアの手を握る。握った瞬間、手を握られるのは初めてなのか少しだけ照れていた。
可愛い。でも俺には好きな人が、ここには居ないのかー
そういえば
「俺はここで何をすればいいんだ?」
「今は特にすることはないですが簡単言うと冒険者のような仕事をして頂ければ」
つまりそれまでの間はなにをしててもいい。
「それはニートということか?」
俺の発言を聞き
「ニートとはなんですか?教えて貰えませんか?」
アレシアが首を傾げながら聞いてくる
「ニートって言うのは?」
説明しにくい質問がきた。ヤバいどうやって説明しよう。そうだ
「家を守る人のことだよ。」
「それはとても素晴らしいことですね」
うっ純粋すぎだろ。ここまで来ると心が痛い、
そっからなんだかんだで時間が過ぎ、アレシアが部屋に来て叫ぶ、
「宗次様、なにかしないのですか?」
「何かとは?」
俺だってなにかしたい訳では、でもこっちをまじまじと見られると、何かをするしかなくなるじゃないか。ならせめて自分に特になるような事を、なら異世界でまぁまぁ定番なこれにするか、そう。兵士たちとの特訓、よーしやるぞ〜って訓練所の場所見た事ないな。アレシアに聞いてみるか。
「訓練所とかないのか?」
「ありますがどうしたのですか?」
キョトンとした顔で聞いてくる。
「いやぁいざって時に特訓しておきたいと思ってね。」
そう返すとアレシアが、
「なら案内します。こっちに来てください。」
王宮を歩いて約4分過ぎたくらいで訓練所に着いた。訓練所では何百人もの兵士たちが剣を打ち合っている。まるで前世のころにやっていたゲームのようだ。
「剣ってどこにありますか?」
「お前はあの時の失礼なやつか?そこにあるだろ。そっから取ればいいだろ。」
ここのを取ればいいのか。
「誰か俺の相手をしてくれないか?」
すると兵士たちが
「お前の相手は俺が。」
「いや俺がやるぞ。」
おいおい全員俺の事殺す気満々じゃねぇかよ。
俺剣を取るのすら初めてなのだが、とりあえず本気でやってみるか。
「それでは近衛騎士シャーク対王女殿下のペット宗次の決闘を開始する。構え!」
あいつ人のことをペットだと?舐めやがってこれが終わったらシバく。
「開始!」
「殺してやる!来いよ。軟弱者。」
なんなんだよこいつらイラつくなやってやるよ
「今そっちに行ってやるよ。」
剣と剣がぶつかり合う。勝てるのかよ本当にこいつに近衛騎士ってことは騎士の中でもかなり腕がたつと見た。
「うぉーー」
「雑魚が剣を振り回したところで勝てるわけがな」
パキーン
「は?」
俺が本気で叩き下ろした剣により、相手の剣をは壊れていた。それを見た周りの騎士たちも驚いていた。そして折った俺自身も。
「審判これって、」
「し、試合終了。」
「勝者東宗次ー。」
意外とどうにかなるもんなんだな。でもこのままだった埒が明かない。なら
「今のを見てまだやりてぇやつはいるか?」
「おい、あいつやばいだろ。」
「従った方がいいんじゃ、」
よし!上手くいってるぞ。このままいけば、、
「どうしたのですか?そんなに騒いで。」
「いやぁ決闘をしただけだぜ。」
「えっ?決闘ですか?なぜそのようなことを?」
「王女殿下、私たちこのお方に剣を教えて頂きたいです。」
こいつら何言ってんだよ。剣を使うの今日が初めての相手に教えてもらおうとするなんで馬鹿だろこいつら、
「よろしいですか?」
待て待て待て、上目遣いはずるいだろ。
「分かったよ。その代わり、俺にも剣技を教えてくれ。力はあっても技術がないからな」
「承知しました。よろしいですか?」
「はい!分かりました」
はぁ、明日から頑張りますか。
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