謎スキル「王令」で世界を支配する

一野郁八

第1話 俺1回死んで転生します

俺の名前は東宗次。どこにでもいる普通の大学生だ。そんな一般的な人生を歩んでいると思う、好きな子もいて友達もそれなりにいる。

毎日の日課は友達と遊ぶか、ゲームすることだ。

授業も終わり俺はいつものバスに乗り込んだ。

このバスは、そこまで人が多くはない。実際に多くて10人〰️13人程度、少なくて3人〰️5人程度だ。そのバスの運転手はいつもとは違う様子だが別にいいのかと思いながらいつもの席に座った。

動き始めしばらく経ち運転が少しずつ荒くなってきた。「おい!大丈夫なのかよ」

いつもの乗客のひとりが叫ぶ。叫び終わった瞬間、俺の視界は真っ暗になっていた。つまり事故が起こってしまったのだ。


目が覚めた周りを見渡すと真っ白な空間に、女性がひとりいた。俺はその女性に質問することにした。

「ここってどこなんですか?もしかしてそういう部屋とかなんですかね?」

「ここは死後の世界つまりあなたは死んだのです。」

は?

「は?」

口に出るほど驚いてしまった。普通の俺にはありえないことのはずなんだ。死んだらそれで終わりじゃないのか?他に何かあるのか?

「そうです。あなたがここに呼ばれたのにはちゃんとした理由があります。」

「なんでそのことを?」

まさかこいつ

「心が読めるのです。」

「あんたは何者なんだよ」

「私はこの地球の女神です。よろしくね☆」

こいつ頭大丈夫か?まぁいいか

「今バカにしませんでした?」

「してないですよ。てかなんでこんなところに俺はいるんですか?」

「実は私の誤ちで殺人犯である運転手である男に罪を与えるために、タイヤをパンクさせたのですがなんか思ったよりも抵抗して乗っている皆さんまで事故にあってしまったということです。てへぺろ☆」

「何やってんだよ。こっちだって人生楽しんでたのにあんたのせいで台無しじゃねぇかよ。どうしてくれんだよ。」

「まぁまぁ落ち着いてくださいよ〜。」

「落ち着いてられるかよ」

「あなた達には他の世界で第二の人生を歩んで貰います。」

「それってまさか」

「そうです。異世界転生ってやつですね。」


喜んでいいのか微妙だな〜でも平凡とは違うことが俺を待ってるんだ。どうせなら

「お願いします。行かせてください。」

「いいですよ。まぁ断っても無理やり行かせましたけどね。まぁ転送場所はひとつの国の転送陣でいいでしょうか?」

「待ってくれ。ひとつって俺が送られく国以外にも何ヶ国かあるのか?ついでに聞くが俺以外にも転生される人はいるのか?」

俺の質問に女神は、

「覚えていませんが10くらいはあったと思いますよ。転生される人の数は覚えてませんがあなた以外にもいます。あ〜あと言い忘れてましたけどスキルは自分の意思で選べませんからね。」

ん?今なんて言ったんだ?

「だからスキルは自分の意思では選べませんか・ら・ね♡」

「ちょっと待ってください。スキル選べないなんて聞いてな・・」

「いざ転送〜」

そう言い手をクルッと回す。

「何やってんだよ〜このバカ女神〜覚えてろよー」







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