第32話敗北、惨敗、全滅

「・・・」


「我は」


「インパクト」


右ストレートを紫色の剣を持った首無し騎士に叩き込み




「聖属性に弱すぎるな」


「グアアアア!!」


首無し騎士が光になり、消滅する


「・・・」


(なたは無事だろうか?無事じゃないなら文句言われそうだな、、、てかここどこだよ?)


ジルは周りを見回す。荒野、、紅めの荒野?


なんというか血が混ざった土?みたいな色をしている荒野だ




ピコン!ピコン!


通知の音が聞こえる


(通話?)


なたから通話が掛かってきている。なんだろうか?


「はい。もしもし」


「ジルーーーーーーーーーー!!!!!!」


「なんだ?」


大きな大きな声にも動じずに会話をしようとする




「全滅したんだけど!!!」


「はぁ?デスナイトごときに負けたのか?」


「デスナイトが進化した!!そいつにボッコボコのギッタンギッタンにされたの!!」


「進化?デスナイトが?」


「ヘルナイト?に進化したんだ」


ヘルナイト、、聞き覚えのない魔物だ




「地獄の騎士が強かったんだな」


「そうなの!あいつ煽ってきたし!紫の剣がマジで50本ぐらい飛んできた!」


「そうなのか」


(さっきワンパンした奴じゃないか?喋ったし、紫の剣持ってたし)


「え?あ、あいつもっかい進化してたの!?」


なたは誰かと話している様子だ。ギルデだとジルは予想する




「デュラハン?え、、デュラハンに進化してたってこと?」


「・・・俺と戦ったってことか。そりゃあ強いわ」


デュラハン、ジルの種族であり、現状ジルが知っている種族で一番強い種族


「それは最強じゃない?」


「・・・」


「アルゴちゃんそれは本当?進化速すぎない?あいつもしかして才能の原石?」


(アルゴ?)


全く知らない名前が出てくる




「・・・まあそうだよね。分からないよね、、ジルは何か分かる?」


「知らん。ただ言えることはある」


「なになに?」


「聖属性持ちを連れていけ。そしたら余裕で勝てる。聖属性だけ50倍ぐらいのダメージ入るぞ」


「え?そうなの?援軍で来た聖属性の人一切ダメージ通ってなかったけど」


違和感を感じる




「・・・」


デュラハンには固有の能力がある


それはジルの強さを支え、どんな強さを手に入れるかの目標になった能力だ


言いたい。教えたい。優しさが出てくる


「じゃあ分からない。ドロップ品の回収は気を付けろよ」


通話を終了する




「・・・」


玉座に座る為に話すこと出来ない


あれはバレたら対策される能力だ


ジルは荒野を進む。場所も分からない荒野を








天野なた、レベル57


スキル


【殺人鬼】【奇襲】


【貪欲なる守銭奴】


【最果てを目指す者】


【アイテム収集】


【飛躍】【殺人】


【殺人鬼の本能】


【コレクは金で強くなる】


【天には祈らん】


【金目の物はどこじゃ】

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