第26話二人目

魔導士とは、様々な属性を扱える魔法使いだ


魔法使いの上位職業でもある




魔導士の特徴は簡単だ。2つ以上の属性の魔法を同時に放つことが出来る


火と水、風と土、光と闇、っという感じで同時に別の種類の魔法を放ってくることが多い


しかも威力も高い。防ごうにも属性別だから防ぎにくい


だから魔導士は重宝される


遠距離持ちは絶対的に強い。それはpvpがあるゲームでは絶対だ




「フ、フレンドですか?」


「ええ!強くて美人な人と知り合いになりたくて!」


「び、美人、、そうですか。フフ」


美人と言われて嬉しそうだ。お世辞を言う時のこの体は便利だ


何故かって?小さいからだ!この体は!




小学生ぐらいの身長の子に美人さんですねって言われるのは


女性なら全員喜ぶと思う


子供に言われたら皆喜ぶ。何故だろうか?母性本能かな?


でもまあ、、、喜ぶからいっか!!




「い、いいですよ。フレンドになるのは」


「わーい!」


両手をあげ喜びを体で表現する


「それはそれとして、さっき私をベタベタと触ったのは?」


「魔法印を探してました」


魔法印、ジルがなんか言ってた印


なにかは私にも分からん。3個以上あったら最強って言ってた




服の上からでも場所は分かる


なんかザラってしてる


「あの良く分からない印ですか」


「印5個あったので誘いました!!」


右手で指を2本立て、左手で指を3本立てる




「じゃあこの印が何か分かりますか?」


魔導士の女性は服をまくり、お腹を見せてくる


何かの印がお腹の真ん中に描かれている


「知らないです!さっき知り合いに教えて貰ったので!!」


「ア!さっきのフレンドチャットですか!」


なにか合点が言っている様子の女性




「写真を撮っていいので。知り合いに聞いていただけます?」


「・・・・」


頭がスっと冷静になる


「どうしました?」


「いや、、、その知り合いが男性なんですよ」


「お腹ぐらいなら構いませんよ」


少しの間、沈黙になる




「・・・・」


「・・・・」


「・・・だいじょ、、、うぶかな?」


ジルに送って大丈夫なのか?ジルは信頼している


でもジルは男性で男だ。男は狼という言葉があるみたいに


男性は性欲が女性よりも非常に強い


だから心配だ。ネットに流出とかされないかな?




「とりあえず質問してみます」


「分かりました」


ジルにチャットを送る




《魔法印ってなに?》


《魔法を使う時に補助する印》


《魔法を補助するの?》


《色々と魔法のことを補助する》


《魔法印じゃないことってある?》


《ある》




断言されちゃったよ。これが魔法の印じゃないかも知れない可能性が出て来たよ


《写真があるんだけど》


《あるならさっさと送れ》


《エッチなこととかに使わない?》


《使うわけ無いだろ。そんな暇は無い。こっちは今もレベルあげてるんだぞ》


一瞬で写真を撮り、ジルに送りつける






《古代印だな。有用って言うか、、、とてつもなく珍しいな》


「どうでしょう?」


「珍しいって言ってるね」


《魔法の威力をとてつもなく上げてくれる印だな》


「魔法の威力をとてつもなく上げてくれる印らしいよ」


「そうだったんですね」


女性は自分のお腹をジロジロと見ている


効果知らないものがあったら怖いよね




《何個あった?》


《5個》


《待て》


「??」


ジルからの返答が止まる。何か強い魔物でもいたんだろうか?




《そいつのレベルはなんだ?》


「あの、レベル教えて貰えます?」


「67です」


《67だって》


《種族は?》


「種族も教えて貰えますか?」


「種族ですか?種族は、人間とエルフと魔法使い」


《人間とエルフと魔法使いらしいy》


魔法使い?え、3種族!!?




2人目の3種族持ちに出会った

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