第18話許さんぞ、、絶対に許さんぞ
「あっぶねぇ!ちゃんと防いでくれ!!」
「うるさいウサギだね!」
「すみません!すみません!」
「ヒャッハーーー!!貫くぜ貫くぜ!!」
謝りながら弓矢を連射してくる男
恐らくだが暴走している。自我持った道具に操られてる
そして私はそれに狙われている
「一瞬目を閉じて!」
「アイ!」
衝撃を加えたら発光する虫をすり潰し、
毒草と麻痺草を水でかき混ぜ、それを一緒に醸造したポーションを投げつけた
私が持っているポーションで一番害悪で、一番最高のポーションだ
「痛い!痛い!」
「目が、、」
「両方止まった!」
「自然の力を!」
魔女の婆さんがツタを巧みに操り
弓を拘束する
男は一切拘束されていない
「いやーー危なかったですな」
「フン、ワシに勝とうなど1万年早いわ」
「助かりました、、、」
男は肩で呼吸している
無理矢理動かされていたみたいだし、心身ともに疲れている様子だ
私にそれは関係ないがな!
「弓を砕こう。やれ!魔女さん!!」
「ちょ!待って下さい!こいつは俺の相棒なんです!」
「私を貫こうとした奴は排除しないとダメ!!ギルティ!」
ここで死んだら場所も分からずにゴールドを失ってたんだからな!!
金の恨みは恐ろしいぞ!!
「金でも物でもなんでもあげるので!」
「うん?」
「・・・・」
「金くれるって言った?」
男に鉈を向ける。いつもなら向けないよ
でも状況的に向けるよ。私は人に刃物を向ける酷い子じゃないよ
「今、4000ゴールドならあります」
「4000!?」
あーーその金があればあれも買えるし、あの物体も買える
上位のポーション台も買えるかもな、、、いや
リアルマネーに変えて
頭の中に金の使い道がドンドンと思いつく
「あの」
「・・・」
「俺がこの金を稼いだ方法を教えましょうか?」
「教えて!!」
鉈を一瞬で収納し、男の手を両手で包む
「教えるので相棒を開放していただけますか?」
「・・・・」
「ワシは構わないよ」
「じゃあ開放で!」
魔女の婆さんに命令する
「じゃ、ワシはこいつを食べるから」
「エ˝!?」
私の体にツタが絡みつく。しかもガッチリと、隙間なく
「共闘したじゃん!」
「ワシは食料を守っただけじゃ。共闘では無い」
「開放された!開放された!」
「さて、、傷ついた弓でワシと戦うか?」
・・・・
「おお!冒険者よ!死んでしまうとは!」
「・・・」
「蘇生代で50ゴールドいただくぞ」
「・・・・はい」
棺桶から起き上がり、教会の外へと出る
そして平原へと移動する
「スーーーーーーーーーーーーーー」
大きく息を吸い
「ハーーーーーーーーーーーーーー」
大きく息を吐く
「あの野郎絶対に許さん。あいつの目の前で弓をぐちゃぐちゃにしてやる」
私の金を無くした罪は重いぞ、、
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