第15話高い物には相応の価値が
「ン、んん--」
体をよく伸ばす
非常に気分がいい。頭痛も無い
お腹はあまり空いていない
「はぁーーー、、いい気分」
ブーーブーーー!!
机の上に置いていた携帯が振動する
そして画面には飯を入れといたという通知が表示されている
「・・・おとんか?」
そんなことを考えながらも、着替えもせずにゲームにログインする
起床から1分も経たずにゲームをやっている
私はゲーム中毒なのかも知れない
「お、来たか」
「あれ?まだ居たんだ」
「ここは俺の狩場だしな。いい経験値稼ぎスポットなんだよ」
ログインしてすぐ、ジルと会話する
相変わらず無表情だ。表情筋はあるのか?
「それと俺、指名手配されたから」
「え?」
「俺、指名手配にされた。理解できるか?」
「え?」
寝起きの私のおつむが覚醒する
「ワーツ?」
「そろそろレベルが上がらなくなってきたから、俺は狩場を変える」
「待て!聞きたいことがある!!」
指名手配されたらしいことは、、ほっとこう!どうしようもない!!
それよりもポーションについて聞こう!
~少女説明中~
「・・・微妙。メインウェポンには出来ん。サブウェポンにも」
「えぇ!?」
「失敗した物だろ?効果時間も相当短いぞ」
「あぁーーー」
「確率低いけど効果時間が長い奴にしろ。それでサブウェポンになる」
確かに!失敗したってことは効果量も下がってるのか
当てて1秒しか止まらなかったら、悲しくなるよ
「あ、スクロールってなんなの?」
「突然だな。スクロールは消費アイテムだ」
「消費アイテム?」
「一回使ったら無くなるアイテムだ」
ジルが続けて説明をしてくれる。優しい
「消費アイテムだし、滅茶苦茶高いけど効果量が非常に高い」
「どのぐらいの値段?」
「物に寄るけど俺が使ったのは200ゴールドだ」
「え?」
「200ゴールド」
なたの脳みそがフリーズする
「縺サ繧薙縺?」
「何語だ。落ち着けしっかりと喋れ」
「た、高すぎない?」
「その代わり効果は凄いぞ。あれはステータスを5秒間だけ50倍にする」
「つっよ!!」
50倍!?効果量逝かれてるじゃん!!
それはあの値段でも納得だ
「メニュー欄のショップって所で買えるぞ。値段は全て高いがな」
「あ、本当だ。色々と売ってる」
獅子の威光、タイラントオーダー、聖者の加護
はぇーーーいっぱいスクロールがある。でも全部高い!
一番安い奴で100かよ!
「そろそろ移動するから、俺はあっち方面に行く」
「・・・分かったよ」
なんで私に自分の行く方向を伝えたんだ?
着いて来てほしいのか?
「質問があったらなたから来い。俺は向かわん」
「・・・・・了解」
優しさだったわ
ジルがどこかに行ってから数日、私はレベリングと金を集めていた
「・・・」
色々な攻略情報を見ながら
「職業レベル?私の奴はどうやってあげれるんだろう?」
スライムとゴブリン、その他色々の魔物をワンパンでなぎ倒しながら
職業のレベルのあげ方を調べる
「・・・強敵の撃破?」
「グギャア!」
「うるさいぞ!!」
緑の化け物に、ポーションを投げつけ、スキルを発動する
「飛躍!」
ポーションは緑の化け物の顔面に直撃し、視界を奪う
そして私は空へと飛ぶ
「グギャアアア!!」
「奇襲成功!」
空から落下しながら緑の化け物の脳天を貫いた
「ドロップ品は、、あんまりいい奴は無いな」
天野なた、レベル23
スキル
【殺人鬼】
【奇襲】
【貪欲なる守銭奴】
【最果てを目指す者】
【アイテム収集】
【飛躍】
【殺人】
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