第14話頭の疲労は深刻だ
「・・・」
「どうした?嬢ちゃん」
「お兄さん。この謎の壺ってなに?」
「お兄さん?俺のことか?」
「うん」
「ッハハハハハ!!」
商人が笑い出す。なにか変なことを言っただろうか?
「俺もまだ若く見られるか!!」
「?、若く見えますよ」
「嬉しいこと言ってくれね!!いいよ!ただでその壺あげる!」
「え?いいんですか!?」
若そうな人にお兄さんって言ったら壺貰っちゃったよ!
でも効果が分からない!
「俺もその壺が何か分からない。ただで貰った奴だからな!!」
「ほえーー」
壺を受け取り、アイテムボックスに入れる
最近知ったんだ。アイテム入れる所をアイテムボックスって言うのを
「ア˝!」
ギルデがどこかに行こうとしてる!!
あれジルの所だろ!
そうして私はジルに出会い、知らん執行官に捕まっている
「ジル!ヘルプ!ヘルプジル!!」
「助けてやるから静かにしててくれ。攻撃避けるのに結構集中してるんだ」
ジルは話しながら執行官の斬撃を避けている
銀の太刀筋と言えばいいのか?
斬った後に空中に銀が残っている感覚?
変に例えずに言おう。すっごく綺麗
「・・・」
本当にきれいな太刀筋、、淀みないよ
「大体理解した。殴る!!!」
「!」
「!」
ジルが急に大声を出す。体が驚き、ビク!っと体が跳ねる
「スクロール使用!スキル開放!」
「待て!スクロールだと!?」
「な、なになに?」
なにが起こってるの?なんでこいつはそんなにビビってるの?
状況が飲み込めない。理解が、、用語が分からない!!
「一発即断!」
「ワアアアアア!!!」
頭の横を拳がスレスレの所を通る
本当にビビった。マジでビビった。本気でビビった
叫んじゃったよ
「・・・」
「よし」
「執行官が炭になっちゃったよ」
「死んだら光になって消える。あとはドロップ品が落ちる」
執行官が光になった場所から、物が色々と出現する
「あ、ゴールドが大量にあるぞ」
「え!?」
「あげる」
5000ゴールドを受け取った
「は?」
「素の声が出てるぞ」
「え?は?五千?」
「・・・」
頭が混乱する。今日は色々ありすぎた。私のおつむは限界だ
「寝る、、」
「お休み」
ログアウトする。本当に今日は色々あった
「え?」
「俺、指名手配にされた。理解できるか?」
「え?」
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