それならそれでもいいよ
古 散太
それならそれでもいいよ
君にとって本当に大切に思うことなら
何が何でもしがみついてみればいい
勝つまでやれば勝つときはやってくるもの
途中であきらめずに信じて続けるのさ
君の知らないところで
君にはわからないところで
君を中心に波紋が生まれて広がっていく
目に見えないから信じない?
それならそれでもいいよ
一途に夢を追いかけた人たちが
成功者と呼ばれているのはわかるよね
自信があるとかないとかじゃなくて
本気さと情熱を含んだ「好き」の思いが
君の人生に奇跡をもたらすんだよ
本当に大切なことなのにあきらめたとしたら
10年後には後悔してるかもしれないし
そこから後悔を伴侶にしてしまうかもしれない
そんなことは信じられない?
それならそれでもいいよ
人はすべてを知ってる気になっているけど
ほとんどのことを知らないのが事実だよ
経済に詳しくても家事ができなかったり
栄養素に詳しくてもITはさっぱりだったり
ぼくたちはほとんどのことを知らない
上っ面の情報で知った気になってるだけ
世の中のすべてを知るなんてできないんだ
そんなことないって思える?
それならそれでもいいよ
何も知らないということは
余白がたくさんあるということ
吸収力抜群の余白に
君にとって有益なものを詰め込める
でも知った気になっていては
その余白は余白のまま時が過ぎていく
それでもいいって言うのかな
それならそれでもいいよ
誰もがかならず去っていくけど
それまでの時間は人それぞれ
五感がある時間は人それぞれ
美しくて心地よくて美味しくて…
その時間は限られてるんだ
そんなことは知らないか
それならそれでもいいよ
でもね、覚えておいてほしいんだ
今という瞬間を繰り返すことはないし
時間には限りがあるということを
自分を愛してあげられる時間だからね
君は君を幸せにしてあげて
ぼくはぼくを幸せにするから
それならそれでもいいよ 古 散太 @santafull
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます