第17話 南の地へ
「それで俺たちは、これからどこで暮らすんだよ」
「この大山脈を越えるのよ!」
「?」
昔から、この大山脈の向こうは魔族が沢山いて、人の住める処ではないと伝承されてきた。
しかもこの山脈は、人の足では越えられぬ険しいものであったのだ。
「私の力なら、飛べるよ。それに南にも人間はいるよ。分かるんだ。人間が、山の向こうから沢山漏れてくるのが分かるのよ」
それで
「それで、どうすれば良い?」
「私と手を繋いでいて。向こうと交信してみるわ。誰か、私達を受け入れてくれる人を捜すわ」
なんとも大雑把に言って、
「ーー見つけたわ。移動するよ」
二人はスーッと空に飛び上がり、
「「ハッ!!!」」
その時に見た、岩だらけの地上の様子が
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