第16話 蓮華(リエンファ)との再会
『
『どうすりゃいいんだよ……』
『四日だけ待って!』
『?』
『
『
そこで蓮花の頭の中の声は、途絶えた。
身体の装備を外して、金にした。
その金で、旅支度をした。
蓮花の言っていた大陸を南北に横断する大山脈は、帝都から遠くに見えた。
♦
四日後___
「
「おいおい、顔を見せろよ。二年以上も見てないぞ」
「うん、
涙で、グチャグチャになった
特殊な化粧でもしていたのだろう……
それが剝がれかかっている。
「「わ~っ!!」」
「ひっど~い!!
蓮花は、何処からか水を出して、顔を洗い布で拭いて、やっと素顔の
16歳に成長した幼馴染みの姿がそこにあった。
「良いのか!? 神女なんだろ?」
「良いのよ、やめてきたもん」
「ええ!?」
「
「俺が一番知ってるよ」
「ありがとう、
「
「手柄を横取りしたことを、私の口から将軍に告げ口してやったの」
「な~る、神女の口からね……」
「それで、私も逃げて来たの!!
「
「毒見係が、三人も死んでるわ。一回の食事でね。
時間差のある毒を盛られていたのよ。あんな所には帰りたくはない!」
身長も伸び、女らしい身体つきにもなっていた
「俺を兵隊に入れたのは、お前の仕業か?」
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